ソン・シギョンが除隊後初・2年ぶり公演、感激の涙

5月に軍服務を終えた韓国歌手のソン・シギョンが15日、ソウル・竜山戦争記念館でソロコンサート＜2年ぶりに、あなたは…＞を開催した。

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　2年ぶりのステージについて、ソン・シギョンは「映画『ノッティング・ヒルの恋人』で（主人公の）ヒュー・グラントがジュリア・ロバーツと初めてキスをした時ような感じとでもいう。とてもうれしいけれど、現実感のない気分」と感想を語った。軍除隊後初のライブ会場が国防部に近い場所なのは偶然だと笑いながらも、「とても緊張して、ありがたくて、（観客に）会えてうれしくて、初めてのよう」だと、喜びと緊張の織り交ざった思いを伝えた。

　野外で行われた公演は、肌寒さが感じられる秋空の下、心を温めるレパートリーで構成された。入隊前のラストコンサートで涙を流す映像で始まり、ソン・シギョンは「ありがとう」を連発しながら「軍人精神で歌います。きょうは飽きるまでバラードを歌いたい」とあいさつした。

　バラード曲で約6000人の観客を魅了しただけでなく、アコースティックバージョンで最近の人気ガールズグループのヒット曲を歌うコーナーもあり、ピンク色のホットパンツ格好で少女時代の『Gee』を披露する一幕もあった。エンディングはバラードで締めくくり、「ステージに立ちたかったので、今この場所のビート、照明、一つ一つがありがたい。すべてが忘れられないことでしょう」と、涙ぐみながら観客に感謝の言葉を告げた。