【ソウル20日聯合ニュース】ことしに入り、日本の韓流ブームはファン層の拡大というパラダイムの大転換が起きているとの分析が出た。
 釜山で開催された「2010放送作家国際フォーラム」に出席した日本の雑誌「TVぴあ」の元編集長、市川雅仁氏は、日本における韓流はことしからパラダイムの大転換が起きており、その中心には以前よりも年齢層が広くなった韓流ドラマのファンとガールズグループの日本でビューがあると述べた。
 7~9月にフジテレビ系列で平日午後2時から編成された韓国ドラマ枠「韓流α」が同時間帯の平均視聴率を上回り、ドラマ「IRIS~アイリス」が韓国のドラマとしては初めて日本の地上波で午後9時のゴールデンタイムに放送されたことで、韓流ドラマの視聴者層が20~30代はもちろん、10代や幼い年齢層にまで拡大され、韓流ドラマのファン層は高年齢層という図式は崩れたとの見方を示した。
 また、5月から4Minute(フォーミニッツ)、KARA(カラ)、ブラウンアイドガールズ、少女時代がたて続けに日本デビューを果たし、多くの関心を集めているが、これらグループのファン層は低い年齢の女性が占める割合が高いと紹介した。特に、グループのメンバーと同じ衣装を着てダンスを踊りながら公演に参加する姿は、以前は見かけられなかったと話した。
 市川氏は、このような流れはことしに入り少しだけ表面化したにすぎないと主張した。ガールズグループのファンらは以前の韓流ファンとは異なり、特定人物に偏らずに応援する水平横断的な姿を見せているが、こうした流れが韓流ドラマにも波及すれば今後の韓流ははるかに爆発的に拡大されると予測した。
 韓国放送作家協会主催の「2010放送作家国際フォーラム」は、「日本ドラマの世界-日本市場の新韓流拡散は可能か」をテーマに、18日に3日間の日程で開幕した。市川氏のほか、作家の横田理恵氏、富川元文氏も出席した。

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