【ソウル6日聯合ニュース】韓国原子力安全技術院は6日、ソウル、江原道の春川と江陵、大田、全羅北道・群山、光州、大邱、釜山、済州、慶尚北道・安東、京畿道・水原、忠清北道・清州の測定所で大気中の放射性物質を検査した結果、すべての地域で放射性ヨウ素(I-131)が検出されたと明らかにした。
 4日午前10時から5日午前10時までに採集した空気を分析したもので、これで3日以来、4日連続の検出となった。
 ヨウ素の放射線量は1立方メートルあたり0.689~1.80ミリベクレルで、人体にはほとんど影響がない水準。最高濃度(群山)を年間被ばく線量に換算すると0.000173ミリシーベルトと、エックス線撮影を受けた場合の量(約0.1ミリシーベルト)に比べ極めて微量だ。ただ、最高濃度は2日(0.555ミリベクレル)の3倍以上となっている。
 安東を除く11か所では、放射性セシウムも検出された。最高濃度は0.196ミリベクレルで、年間被ばく線量換算値は0.0000515ミリシーベルト。
 江原道の大気中から検出されたキセノンの濃度は1立方メートルあたり0.918ベクレルで、前日(0.631ベクレル)よりやや高かった。

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