少女時代
少女時代
最近、「少女時代」があるイベント会場で公演中に、男性客がステージに乱入、メンバーのテヨンを拉致しようとし取り押さえられた騒動が起こった。

少女時代 の最新ニュースまとめ

 インターネット上にはすぐ、数日前に大田(テジョン)で行われた公開放送で、韓国歌手フィソンが酒に酔った男から襲撃される動画が掲載された。フィソンはその男から“飛び蹴り”を受けたが、体には当たらずにすんだ。

 これらの事件がネット上で話題となる中、歌手の安全問題が浮上している。しかし関係者らは「昨日今日の出来事ではない」という雰囲気だ。事務所のマネジャーたちは「全国各地で開かれるイベントでは警護員などが不足しがちで、いろいろなことが起こる。歌手にとって危険な突発事故が発生しうる、安全死角地帯だ」と話す。また、企画会社で警護員を雇用したり、出演契約書に安全条項を記載したりするなど、対策の必要性を感じる、と口を揃える。

 ■予算足りず警護員不足=歌手がステージに立つ場は、全国の大学学園祭、放送局の公開放送、祝祭、夜間営業など無数にある。多くのマネジャーはイベント主催側が予算問題を掲げ警護員雇用に重点を置けず、安全確保に関心を示さないなど、常に危険要素が隠れていると話す。

 有名警護会社の関係者は「主要放送局の音楽番組は警護業者を雇用しているため、比較的安全だ」とし、「しかし地方イベントの場合、予算不足を理由に日雇いアルバイトや地域交友会などが警備にあたる。また、それさえも準備できない場合も多い。以前、地方会場で圧死事故が起こったことも、安全処置が怠っていたためだ」と話す。

 これに対し混乱を隠せないのが歌手たちだ。あるガールズグループのマネジャーは「アイドルグループは“私生ファン(私生活を追うファン)”が髪や服をつかみ、メンバーが軽く負傷したり、多くのファンが集まることで危険な状況になったりする」とし、「野外イベントは楽屋も外であるため、公演前までは主に車で待機させている。会場を去るまでマネジャーは緊張しっぱなしだ」と語った。ある男性トロット歌手は「夜に営業に向かう際は、酔った客に覚悟しなくてはならない。ひどい客の場合、飲んでいた酒瓶を投げたりもする」と危険な状況を説明した。

 ■個人警護員の雇用、契約書で安全事項の強化=「少女時代」の事件以降、音盤企画会社は警護問題に警戒心を持ち始めた。しかし、きちんとした対策がないことがさらなる問題となっている。

 「T-ara」の所属事務所であるコアコンテンツメディアは「出演承諾の印鑑を押す際、主催側に警護要求を強化し、歌手と同行するマネジャー数を増やすしかない」と述べた。

 これに関連し、自己救済策として、個人で警護員を雇用する歌手も少なくない。BoA、Rain(ピ)、キム・ジャンフンらはイベントに警護員も同行する。Rain(ピ)のマネジャーは「歌手やファンの安全だけでなく、周囲の観客に被害がないよう、イベント内容や規模に合わせ警護員を同行させる」とし、「警護員は歌手が出演する現場を整理し、収拾する役目も果たす」と説明した。

 一部の音盤企画会社はイベント出演の契約書において、安全条件を示す場合もある。「BEAST」や「4Minute」の所属事務所キューブエンターテインメントは「出演契約書に警護員が何名配置されなければならないという条項など、安全に責任を取るという約束をする」とし、「マネジャー2~3人も同行し、歌手のステージ両側の通路で警護員として立つこともある」と伝えた。

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