フリーのプログラムを初公開する金妍児=27日、モスクワ(聯合ニュース)
フリーのプログラムを初公開する金妍児=27日、モスクワ(聯合ニュース)
【ソウル27日聯合ニュース】フィギュアスケートの世界選手権(ロシア・モスクワ)で約1年ぶりの公式戦復帰を果たすバンクーバー冬季五輪女子金メダリストの金妍児(キム・ヨナ)が、26日(モスクワ時間)の公式練習でフリーの曲「オマージュ・トゥ・コリア」に合わせ調整を行った。
 この日の練習で初めてフリーのプログラムを公開した金は「すっきりした気分を味わった」と満足感を示した。
 「オマージュ・トゥ・コリア」は韓国民謡の「アリラン」をベースにした曲。フリーの演技の見どころについては「最後の部分がポイント。アリランのメロディーに合わせてスパイラルを披露する」と紹介した。韓国の伝統舞踊の動作を現代的にアレンジした動きを取り入れたり、より豊かな感情表現ができるよう工夫したという。
 プログラムの構成が昨シーズンとやや異なることについては「ダブルアクセルを2回以上跳んではいけない。トリプルコンビネーションジャンプを一つ減らして規則に合わせたが、大きな影響はないと思う」と説明した。
 女子フリーは30日に行われる。29日のショートプログラム(SP)ではバレエ「ジゼル」の音楽で滑る。
 2018年平昌冬季五輪誘致委員会の広報大使を務める金は「世界選手権で良い成績を収めることで力になれるのではないかと思う。気分を楽にして滑りたい」と意気込みを語った。

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