ショーは、植民地解放記念日の光復節(8月15日)を記念し、10日に開催される。当初は9日開催予定だったが、気象の関係で1日延期された。「李英姫韓服」関係者によると、日程変更で関係者の数は約50人から30人に減り、2時間を予定していた公式イベントも30分に大幅短縮するという。
企画の趣旨については、「李英姫デザイナーの服は風にはためく時が一層美しく、別名『風の服』と呼ばれる。風の多い独島の風光を背景に、韓服の美を世界に知らせるため」と説明した。ショーには13人のモデルが参加し、朝鮮時代の宮中衣装や、島によく似合うからむし織の韓服など、伝統韓服を披露する。ショーのようすと独島を撮ったカタログも撮影される。
李英姫韓服関係者は「仏パリや平壌などで初めて韓服ショーを開いたデザイナーとして、独島での初の開催に対する意志は強い」と話し、政治的な意図とは無関係だと強調した。
文化行事を通じ、独島に対する国民の関心と国土愛を伝える場になるとの期待がある一方で、日本との間で独島領有権をめぐる摩擦が再び生じているほか、東海表記に対する米国の方針が明らかになるなど、外交的に敏感な状況での開催は適切ではないとの見方も出ている。
外交通商部関係者は、「民間レベルで独島が韓国領土であることを知らしめ、独島への関心を促すという趣旨は理解する」としながらも、政治、外交的な影響を慎重に考慮する必要があると話した。
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