呉市長は記者会見で「(自らの進退で)政界が混乱することによって生じる政治空白を最小限にするため、速やかに辞任する」と述べた。
市長職をかけて実施した住民投票は不成立になったが、この日の辞任会見でも財源を考えない「ばらまき」的な福祉政策を非難した。
呉世市長は、中間層以上の子どもにも税金を投じる給食全面無料化の動きについて、「予算の無駄遣い」と反対し、住民投票を推進。今月21日に、住民投票の投票率が成立となる33.3%に達しない場合は、市長職を辞任する意向を示していた。
26日午後に辞職届けを出す予定の呉市長の在職期間は2期・5年2か月。これまで進めてきた漢江ルネサンス事業やデザインソウル事業などのプロジェクトが予定通り実施されるのかを懸念する声もある。
10月の補欠選挙をめぐっては呉市長の所属する与党ハンナラ党の候補と、福祉政策の拡充を掲げる最大野党・民主党系の候補の激突が予想される。
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