保健福祉部が「自殺予防の日」(9月10日)に合わせて発表した統計によると、2009年の韓国の人口10万人当たりの自殺者は28.4人で、OECD加盟33カ国で最も高かった。
統計庁の調査でも、2009年の自殺者数は1万5413人で、1日平均42.2人が自ら命を絶っていることになる。2009年の自殺者数は、前年の1万2858人に比べ19.9%増加し、10年前の1989年(3133人)と比べると約5倍に増えている。
このため自殺が交通事故やがんを抑え、10~30代の死亡原因1位となった。40代と50代でも、がんに続く2位となっている。特に20代の場合、自殺が全体の死因の半数に迫る44.6%で、30代(34.1%)、10代(29.5%)でも死因の多数を占めた。
深刻な社会問題となっている自殺を防止するため、3月には自殺予防法が国会を通過し、各地で自殺防止センターが設置・運営される。また政府は、5年単位で自殺予防の基本計画を作成、実行する方針だ。
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