同ドラマは、朝鮮半島3国時代の高句麗の王で、4~5世紀にかけて高句麗の最盛期を築いた広開土大王(好太王)の一代記を描いている。
ロケ現場近くで記者団のインタビューに応じたイ・テゴンは「フレッシュな時代劇」ということを強調した。小学生から女性まで、幅広い層から支持を得られる時代劇にしようと、監督を説得したという。
イ・テゴンが演じる談徳はドラマ「太王四神記」(2007年)で俳優ペ・ヨンジュンが務めたタムドクと同一人物だが、キャラクターは正反対だ。イ・テゴンは「わたしが考える広開土大王は少し違う。数々の戦争をくぐり抜け、1000を超える城を落とした人物なら、その気概と抱負が人並み以上だったと思う。そうした点に重点を置いた」と紹介した。
数え切れないアクションシーンのうち、記憶に残る一つとして水中戦闘のシーンを挙げた。「3日間、朝方まで撮影が続いても文句一つ言わなかったスタッフのおかげ」と満足そうに話した。イ・テゴンはデビュー前、水泳の講師を務めた経歴を持つ。水中戦の撮影は水深4.5メートル程度のプールで行われた。「武術監督から『スタントマンを立てなくてもいい』と、とても喜ばれた」と笑う。
アクションシーンで足首にけがを負い、撮影を休止したこともある。撮影復帰への焦りが出て、広開土大王の銅像と碑石がある場所を訪れ、大王に助けを求めたという。そのかいあってか、けがは予想より早く回復した。碑石に書かれている記録を読み、今後展開される百済との戦いに関する準備にも力を入れた。
目標を尋ねると、誰にもまねできない広開土大王のキャラクターをつくり上げることだと語る。ドラマは全80作。これからは王子から王の後継者・太子となり、国事に奔走する広開土大王の姿が描かれる予定だ。
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