Rain(ピ)=(聯合ニュース)
Rain(ピ)=(聯合ニュース)
Rain(ピ)という名の人生では第1幕が終わりました。第2幕は軍隊で始まります。これまでの僕が固い松の木だったとすれば、除隊するころにはしなやかな竹になって戻って来ます」――。
 韓国歌手で俳優のRainが10日、聯合ニュースの電話インタービューに応じ、軍入隊を目前に控えた心境を語った。

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 電話に出たRainは、母親の墓参りを済ませソウルに戻る途中だった。母が眠る墓前で、「歌手生活と同様、熱心に軍生活を送る」と誓ったという。
 Rainは11日に京畿道・議政府306補充隊に入所する。以下は一問一答。

――入隊発表後はどのようにすごしたか。
「『一緒に食事しよう』『酒を飲もう』という電話が数十回かかってきた。数日前、映画『飛上』の制作報告会に出席するため訪れた釜山国際映画祭でも、俳優のコ・ス先輩、キム・ソナ先輩らと酒を飲んだ。隣のテーブルだったカン・ジェギュ監督とも話をした。昨日はパク・チニョン先輩(歌手・プロデューサー)も公演の打ち上げパーティーに駆けつけてくれ、『除隊後はもっといい作品に出合える』と激励してくれた。多くの素晴らしい人に恵まれ、『これまで一生懸命生きてきたな』と思った(笑)」

――9日に入隊前最後の公演を行ったが、どんな気持ちでステージに立ったのか。
「過去10年の記憶が走馬灯のように駆け巡った。オーディションを受けたときのこと、ファーストアルバムの発売がサッカーの2002年ワールドカップ開催の時期と重なってしまい失敗に終わる可能性もあったが収録曲『さよならの代わりに』が1位になったこと、3枚目のアルバムで年末の授賞式の大賞を受賞したこと、米TIME誌の『今年最も影響力ある100人』に選ばれたこと、米MTVムービー・アワードで受賞したことなどを思い出した。『太陽を避ける方法』『It’s Raining』などすべての曲がなつかしく思えた。公演では泣かないと決めたので、よく我慢できたと思う」

――数多くの試練を乗り越えてきたというが、一番大変だった時期は。
「2007年に独立したときだ。国内外で『パク・チニョンの枠から抜け出すことができるのか』という視線を感じ、プレッシャーがあった。パク先輩は息がぴったり合うパートナーだった。パク先輩が作曲などレコーディングの全過程を、僕が振り付け、衣装、戦略などを担当し、役割分担がうまくできていた。いざ、独立してみると、何から何まですべて自分で決めなければならずストレスが増えた。そのためか、独立後にリリースしたアルバム『Rainism』への愛着は強い。幸い、収録曲の『Rainism』と『Love Story』は音源チャートで良い成績を収めた」

――これからの10年への思いは。
「これまでは固い松の木だったとすれば、軍除隊後はしなやかな竹になって戻って来るだろう。今まで何事も正攻法で取り組んできたが、風にまかせて揺れることができる余裕を持ちたい。自分への投資も行いたい。最近は書道を習いたいと思った。田舎にも魅力を感じるようになり、老後は畑を耕して暮らしているかもしれない」

――30代には家庭を築くことも真剣に考えなければならないのでは。
「すべての人は幸せになるよりも幸せになろうと努力するが、人間が一番幸せなときは家族水入らずの時間を過ごすときだと思う。自分の家庭を築きたいが、容易ではないだろう。女性と交際したこともあるが、仕事のせいで構ってあげることができず、互いにつらくなった。そのような経験をしたことがある人もいるだろう。互いの仕事を理解できる人が必要だ。僕は結婚すれば家庭を大切にしたいので、仕事を減らすだろう。そのときはアルバムであれ、映画であれ、1年に1作品ずつやろうと思っている」

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