韓国で人気の「ソナタ」(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国で人気の「ソナタ」(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】原油価格の高止まりにもかかわらず、韓国の自動車市場でガソリン車が占める割合が昨年より高まったことが12日、分かった。
 韓国自動車工業協会(KAMA)が発表した「8月自動車統計月報」によると、1~8月の韓国乗用車市場でガソリン車が占める割合は67.5%となり、前年同期比で1.8%伸びた。1~8月の販売台数は前年同期比6.3%増の54万5813台だった。
 デーゼル車と液化石油ガス(LPG)車など、非ガソリン車の1~8月の販売割合は32.5%で、前年同期比で1.8%下落した。

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 自動車業界では相対的に維持費がかかるガソリン車の販売割合が高まった背景には、今年、低燃費モデルが多く発売されたことがあるとみている。韓国の自動車最大手の現代自動車は今年、中型セダンの「ソナタ」と「K5」のハイブリッドモデルを発売したほか、燃費と出力を大幅に向上させたガソリン直噴エンジンを搭載したモデルを発表した。原油高で維持費の負担が増えても、乗り心地の良いガソリン車を好む韓国消費者の特徴もガソリン車の販売増加に影響したようだ。
 現代・起亜自動車グループ関係者は「新車の発売や燃費を改善した多様な車種が登場し、ガソリン車の人気は当分の間続くだろう」との見通しを示した。

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