与党ハンナラ党候補の羅卿ウォン氏(左)と野党統一候補の朴元淳氏=(聯合ニュース)
与党ハンナラ党候補の羅卿ウォン氏(左)と野党統一候補の朴元淳氏=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】ソウル市長補欠選挙(10月26日投開票)の公式選挙運動が13日に解禁された。選挙は与党・ハンナラ党の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)最高委員(47)と野党統一候補の朴元淳(パク・ウォンスン)弁護士(55)=無所属=の一騎打ち。巨大都市ソウルの市長選は、韓国の福祉政策や来年の国会議員選挙、大統領選挙を占う上でも重要だ。

オ・セフン の最新ニュースまとめ

 羅候補には次期大統領候補として保守層などから圧倒的な支持を受けるハンナラ党の朴槿恵(パク・クンヘ)元代表が支援を表明。市民運動出身の朴候補については、若者や無党派層に人気の安哲秀(アン・チョルス)ソウル大学融合科学技術大学院長が選挙戦をサポートする。
 テレビ討論などで羅陣営は朴候補の身内の兵役逃れや北朝鮮寄りの姿勢を取り上げ、朴陣営は羅候補の不動産取得を投機と問題視した。選挙選開始に伴い両候補の舌戦は激しさを増しそうだ。
 ソウル市長補選は、小中学生に対する無料給食の支援範囲をめぐってハンナラ党の呉世勲(オ・セフン)前市長と議会が対立したことが発端。呉市長は、自らが発議した無料給食についての住民投票が不成立になったため市長職を辞任した。このため今回の選挙は、与党と最大野党民主党が掲げる福祉政策の信任投票という側面もある。

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