【ソウル聯合ニュース】日本のプロ野球、オリックス・バファローズの李承ヨプ(イ・スンヨプ)内野手(35)が同球団を退団することが19日までに分かった。韓国に帰国し、来季は古巣のサムスン・ライオンズに復帰することが有力視されている。
 李選手はオリックスのクライマックスシリーズ(CS)進出が断たれた18日、球団に退団を申し出た。昨オフにオリックスと結んだ契約は1年(年俸1億5000万円)とされたが、実は2年契約だった。ただ、李選手は家庭の事情などを考慮し、8シーズンにわたり在籍した日本球界を去る決意をした。
 李内野手の父親は、聯合ニュースの取材に対し「外国人選手としてポストシーズン進出を逃したことに対する責任を感じている」と話した。また5月に2番目の子どもが誕生し、養育についても悩んでいたことを明らかにした。
 李選手はアジア最多となるシーズン56本塁打の看板をひっさげ、2004年に千葉ロッテに入団。巨人、オリックスを含めた日本での8シーズンの通算成績は、打率2割5分7厘、159本塁打、439打点。
 帰国後は高校の先輩が監督を務めている古巣サムスンへの復帰が有力だ。サムスン球団は「韓国シリーズ終了後に交渉することになっている」と話す。

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