キム氏は、自殺をほのめかす手紙をカン氏へ送っていたことが分かっている。「寂しさや困難に耐えるのがつらい。ファンと家族には申し訳ない」という内容の遺書を残したとのことだ。
またキム氏は、3か月前からオフィステルにひとりで暮らしており、最近ではうつ病に悩まされていたことも分かっている。
警察関係者は「以前は有名な映画俳優として活躍していたが、年齢を重ねるにつれて活動の場も狭まり、また孤独感や困難に耐え切れないなど、さまざまな理由で自殺したとみられる」と経緯を説明した。
漢陽大学演劇映画科を卒業したキム氏は1974年に映画「刑務所に生きる」で
百想芸術大賞新人賞を獲得し、華麗なデビューを飾った。その後1977年には映画「冬の女」でチャン・ミヒ氏と主演を務めるなど、これまで50本余りの映画に出演してきた。
キム氏の自殺報道にファンらは、インターネットなどを通じて哀悼の意を表している。