イ・ミンジョン=6日、ソウル(聯合ニュース)
イ・ミンジョン=6日、ソウル(聯合ニュース)
「小さいころからラジオを聞きながら育ったせいかDJへのあこがれはありました。アイドルとDJを演じることができたのは貴重な経験だったと思います」――。
 クォン・チルイン監督の新作映画「ワンダフル・ラジオ」で主人公シン・ジナを演じた女優のイ・ミンジョン(28)が6日、ソウルで開かれた制作報告会で、出演した感想を語った。

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 映画は、アイドルグループ出身でラジオ番組のDJを務めるジナが、角が立った性格のプロデューサー、イ・ジェヒョク(イ・ジョンジン)と出会い、「ワンダフル・ラジオ」という番組を担当する中で繰り広げられるストーリーを愉快に描いている。

 イ・ミンジョンは、ジナが元アイドルという設定だったため、1990年代後半から2000年代初めにかけて韓国で人気を博したガールズグループ、「S.E.S」や「Fin.K.L」を思い浮かべながら演じたという。実際、元」Fin.K.L」の歌手イ・ヒョリのファンでもある。

 昨年は出演映画「シラノ・エージェンシー」で、大鐘賞映画祭をはじめ各種授賞式で新人女優賞を総なめにしたが、「もし、20代にアイドルとしてデビューしていたら?」という質問を受けると、「10代のファンに騒がれることで、気を使わなければならず、とても大変だったのではないでしょうか」と答えた。
 ただ、「芸能人を辞めたいと思ったことがあるか」との質問には、「誤解されたり偏見を持たれたりと厳しい部分もありますが、女優を辞めたいとは思いません」ときっぱり。

 中学生のころは毎日ラジオを聞いていたというイ・ミンジョンは、ラジオにまつわる思い出について「(当時は)世界で一番親しい友人のようでした」と振り返った。
 映画については「私は歌手ではありませんが、芸能人が直面する困難を扱ったという点は気に入っています」と語った。

 「ワンダフル・ラジオ」は来月韓国で公開される。

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