桂由美さん=(聯合ニュース)
桂由美さん=(聯合ニュース)
【東京聯合ニュース】世界的なブライダルファッションデザイナーの桂由美さんが韓国に対する思いや、21日に東京で開催されるコレクション「YUMI KATSURA 2012 GRAND COLLECTION IN TOKYO」への意気込みについて語った。
 今回のコレクションのテーマは「アジアの風(THE WIND OF ASIA)」。韓国俳優のパク・シフ、日本のフィギュアスケート女子の安藤美姫、中国俳優のフービン(胡兵)がそれぞれの国を代表するスペシャルゲストとして出演する。
 以下は一問一答。
――コレクションのテーマ「アジアの風」は何を意味するのか。
「欧州に留学していた当時、婚礼衣装にはまだ各国の民族衣装が残っていた。半世紀が過ぎた今、欧州はもちろん世界的に白いウエディングドレスが支配している。伝統が消えるのは胸が痛む。画一化されたブライダルファッションに『アジアの風』を巻き起こし、世界に発信しようという意味が込められている」
――コレクションではどのような作品が披露されるのか。
「欧州では現在、結婚式のときに伝統衣装を着るか、ウエディングドレスを着るか選択しなければならない。私は韓国の伝統衣装の韓服を生かし、結婚式と披露宴でも心地よく着ることができる婚礼衣装を披露したい。『伝統』というものは古くて不便なものでなく、改良を通じていくらでも便利に利用できると思う。今回のコレクションでは韓国のデザイナーとして初めてオートクチュールに進出したキム・ジヘさんの作品も紹介する」
――昨年はBEAST、4minute、超新星を招き、素敵なコレクションを開催したが、今回出演するパク・シフはどのような衣装を着るのか。
「パクさんは日本の男性とは異なる独特の魅力を持っている。特に、貴公子のような品位に魅かれた。観客らの反応が期待される。心血を注いで作り上げたタキシードをはじめ3作品をお見せする予定だ」
――韓国の結婚文化についてどのように思っているか。
「韓国だけのオリジナル性をさらに追求する必要があるとみている。人生一度の特別な日の結婚式がもっと楽しくなるよう、パーティーの雰囲気を生かしてみてはどうかと思う。例えば、ダンスなどを加えて、参加者らも楽しめるパーティーに発展すべきではないだろうか。また、結婚式場で急いで式だけを終わらせるのではなく、ウエディングドレスなど婚礼衣装を着て家を出発し、街全体が祝福する雰囲気をつくり、子どもたちがそのような温かい光景を見ながら育ち、幼いころから結婚文化に関心を持てば、結婚しようとする人が増えるだろう」
――作品を着てもらいたいと思う韓国人は?
「ペ・ヨンジュンさんだ。彼が日本を訪問したときに行ったNHKとのインタビューなどで、大統領と同じぐらい韓国を代表するという意識を持って質問に答え、幸せそうだった姿を見て尊敬するようになった。また、ファンを家族と呼ぶ姿勢から多くのことを感じた。彼の礼服をデザインしたい」

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