高麗大学では今月9日から、国士舘大学の1か月間の韓国語研究プログラムが進んでいる。21世紀アジア学部は専攻必須科目として、韓国語を含む6言語の外国語研修を履修させる。申教授は2002年に同大教授に就任、翌年から課程の企画から引率、事後評価まで一手に引き受け、学部の学生を対象とする韓国語研修を始めた。「感受性が強く頭も凝り固まっていない若い学生たちが、毎年新鮮なショックを受けて日本に戻っていく。歳月が流れれば彼らが新たな韓日関係を開く主役になるだろう」と期待を込める。中国語より韓国語の講義を選択する学生が多い大学は、日本では国士舘が唯一という。
韓国語研修課程は単に語学の習得にとどまらず、文化や歴史体験までさまざまな活動を通じ、韓国に対する理解を高めることに焦点を合わせている。研修の一環として独立記念館と板門店の訪問を欠かさないのは、日本の学生たちが近現代史では学ぶ機会の少ない、アジア周辺国に対する日本の過ちを認識し、新たな両国関係を築く意志を持つようにすることが目的だ。学生たちが研修を単なる旅行程度に考えることがないよう、事前に必修講義を取らせ、研修後の試験で合格点を超えなければ再受講させるという厳しい管理を行っている。
申教授は「研修に参加した学生の大多数が『親韓派』になり、韓国により大きな関心を持つようになった」と話す。韓国の政治・経済・文化を幅広く扱うセミナーへの参加競争率も10倍に達するほどだという。
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