名前も言語も夢もすべて許されなかった日本植民地時代。ある家庭で生まれ育った同い年のいとこ同士ドンジュ（カン・ハヌル）とモンギュ（パク・ジョンミン）。詩人を夢見る青年ドンジュにとって、信念のためによどみなく行動する青年モンギュは最も近い友でありながら、越えるのが難しい山のように感じる。創氏改名を強要する紛らわしい国を離れ、日本留学の道に進んだ2人。日本に渡った後、モンギュは一層独立運動にまい進し、絶望的な瞬間にも詩を書きながら時代の悲劇をつらく思うドンジュとの葛藤はだんだんと深くなる。暗黒の時代、一生を共にした友人であり永遠のライバルだったユン・ドンジュとソン・モンギュの終わりのない話が始まる。

韓国映画「ドンジュ」は、名前も言語も夢も許されなかった1945年、生涯の友人でありライバルだった詩人ユン・ドンジュと独立運動家ソン・モンギュの輝く青春を描いた作品。韓国を代表する映画監督イ・ジュンイクと、現代の”青春の顔”として人気を集める俳優カン・ハヌル、パク・ジョンミンの共演で話題となった。