BTS(防弾少年団) の最新ニュースまとめ
全体的に、過去のBTSの楽曲MVのシーンを彷彿させるような空間演出、ストーリー性を感じさせる内容になっていた。場面ごとに紹介していきたいと思う。
まずは前半から。
それぞれが独り、暗闇の中を佇むシーン。それぞれが、それぞれの葛藤と向き合っているように伺える。J-HOPEの洗面台やJINのベットなど、過去のMVの中で見覚えのあるシーンを思い起こさせる。
ダークトーンから一転し、サビ部分のシーン。
表情や雰囲気から、この上ない幸せを表しているような、それでいて非現実的で、少し異空間な世界観。歌詞になぞらえれば、ここは“夢の中”に当たるのか。そして、暗がりの中を独りぼっちでいたメンバーたちは、ここでは皆一緒にいる。
“一緒なら笑っていられる”という、「花様年華」シリーズのメッセージを思い起こさせるようだ。
気づいた人も多いだろうが、JINの前に舞い落ちた花びらだけ、蝶の形をしていた。これも、花様年華シリーズの曲「Butterfly」を思い出さずにいられない。
車内といえば、「Spring Day」?
他にも過去のMV等々とのつながりを感じさせられるシーンが散りばめられてあり、興味深い。
2回目のサビのシーン。真っ黒な背景に、また少し不自然に存在する一つの空間。
ワンカットの中で、それぞれがそれぞれの幸せを噛み締めているのか。引きのカットは、まるで舞台を見ているかのようだ。
JIMINが座っている窓際の壁の柄や、SUGAの跨っている赤いバイクなど、ところどころ色味をセットに差し込んであり、視覚的にインパクトの残るワンシーン。
暗闇の中で、一筋の光を見つけた彼らが、また夢の世界に進んでいく。
そこは、奇跡のように美しい花々が咲き乱れている空間だった。
そしてまた、一筋の輝く光は、暗闇の部屋へと戻っていく。
印象的なこのラストシーンは、暗闇に満ちた現実の中で、手を差し伸べてくれる一筋の“希望”を意味するようにも見て取れた。
タイトルの「Stay Gold」の“Gold”には、「成功」「輝き」などの意味の他に、「青春」「若さ」などの意味もあるという。
BTSは、楽曲を通していつも強いメッセージを送ろうとしているだろう。
その時その時、投げかけて欲しい言葉を「Gold」に当てはめ、自分を励ますように何度も聴ける一曲になりそうだ。
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