6日放送の『たまむすび』(TBSラジオ)で、お笑いタレントのカンニング竹山が、日本の方が、育児休暇や託児所の制度が欧米より進んでいる部分があると聞き、驚く場面があった。
番組では、「週刊ニッポンの空気」で、ゲストとして登場したカナダ・マギル大学の教授で哲学者の広瀬巌氏が日本の少子化問題について話していた。
この件に関して、広瀬氏は日本では、対策のお金が足りないとしているが、日本の方が進んでいる点もあると話し、託児所の例を出す。
広瀬氏によると、アメリカやイギリス、オーストラリアなどで公営の託児所がなく、民間の託児所には月数十万払わないと行けないそうだ。お金が払えない場合、多くの場合は女性がキャリアを数年停止して子育てに専念するという状況だという。
さらに広瀬氏は「アメリカ、イギリス、オーストラリアでは育児休暇なんか絶対ありえないですからね、今のところ」コメント。この話に驚いた竹山が「育児休暇って諸外国って無かったりするもんなんですか?」と聞いた。
すると広瀬氏は「カナダはオンタリオ州とケベック州以外はないです」と回答し、竹山は「え!? そこのものを取り入れていると思ったら違うんですね‥へ~」と現在の育児休暇は、日本がそういった地域の制度を参考にしたのではないのだと、意外そうな様子で返したのだった。
ただ広瀬氏は、日本は制度として育児休暇はあるが会社としては「“取りづらい”というのはあると思う」とも話した。
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