東京ビッグサイトで10日まで開催中である食品と飲料の国際展示会「FOODEX JAPAN 2023」に出展しているEU（欧州連合）パビリオンで７日、オフィシャル・オープニングセレモニーが開催され、駐日欧州連合臨時代理大使による講演やテープカットが行われた。

EUパビリオンは、EUが展開中の「ヨーロッパの食と日本の食：パーフェクト・マッチ！」キャンペーンのもと、正真正銘のヨーロッパの食品・飲料を体験できるイベントで、27 の加盟国が出展している。

セレモニーで講演した駐日欧州連合代表団のハイツェ・ジーメルス臨時代理大使は、2019年に発効した「日EU経済連携協定（日EU・EPA）」で輸入関税の引き下げが実現した結果、日本の消費者がより多くの優れたEUの食品を、より手ごろな価格で入手できるようになった点を挙げ、「世界最高レベルの食品安全性を備えている。ヨーロッパの食への探求をさらに深めていただけると確信している」とあいさつ。

テープカットと乾杯に続いてセミナーに登壇した欧州委員会セルジオ・パボン氏は、農産物食品飲料でEUが最も大切にしている４本柱は「品質」「安全性」「本物であること」「持続可能性」だとし、そのすべてで高い水準をクリアしている点は、日本とも共通する部分だと指摘する。「『農場から食卓まで』というコンセプトをもとに提供している」と胸を張るセルジオ・パボン氏は「FOODEXで私たちは、日本にヨーロッパの一部をもっていきたいと考えている」とコメントした。

元コルドンブルー日本校総料理長でスターシェフのドミニク・コルビー氏は「パーフェクト・マッチ」な創作料理をライブクッキング。料理名は「鴨肉のグリエそしてもも肉、ハチミツとスペイン産のパプリカパウダーをかけたチーズ、トマトとオリーブのチャツネ、禁断のハニー、ホワイトアスパラガスとグリーンアスパラガス添え」。ほぼすべての原材料がEU各国から厳選されたものだと前出のセルジオ・パボン氏。出来上がった料理は観覧者にふるまわれ好評を得ていた。

パーフェクト・マッチ！日本語公式ウェブサイト: https://europa.eu/food-match-japan/
FOODEX JAPAN 2023日本語公式ウェブサイト: https://www.jma.or.jp/foodex/



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