キングレコードEVIL LINE RECORDSが手掛ける音楽原作キャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」の舞台化作品“『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage 《Bad Ass Temple VS 麻天狼》 -Cinema Edit-“の公開記念舞台挨拶が3月28日(火)丸の内ピカデリーにて行われた。本作は2022年冬に上演された《Bad Ass Temple VS 麻天狼》を-Cinema Edit-として再編集し、、映画館の大迫力のスクリーンと臨場感ある音響設備に合わせて、舞台映像を再編集した映画館限定の-Cinema Edit-シリーズの第二弾。舞台での感動と高揚感を再体験でき、「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」の新たな魅力を再発見できる作品だ。

3月24日(金)より全国の映画館で上映となった「Dual 3D版」では、シーンやご自身の好みに合わせて2D・3Dの鑑賞方法を自由に選択できる新しい上映を体験でき、「3面ライブスクリーン版」では、細かな演技を余すことなく見られ、まるでそこにいるかのような没入感や臨場感を体験できる特別版となっている。

公開記念舞台挨拶ではキャストの廣野 凌大(ひろの・りょうた)、加藤 大悟(かとう・だいご)、青柳 塁斗(あおやぎ・るいと)、鮎川 太陽(あゆかわ・たいよう)、荒木 宏文(あらき・ひろふみ)、井出 卓也(いで・たくや)の6名が登場しトークを繰り広げた。

いち早く実際に3面スクリーンで作品を観た鮎川と井出に感想を聞くと「音の迫力もすごいです。本当の舞台を観ているかのような感覚になります」と言う鮎川に対し井出は「僕は四つん這いになる芝居をやってたんですけど、(スクリーン)1面まるまる使って僕のお尻が映るんですよ(笑)」と細かい部分までフォーカスが当たることが恥ずかしかったと照れ笑いを浮かべた。さらに台詞がないところまで抜かれているかもしれない、という話題になり司会者から「皆さんもいつ抜かれているかわからなかったですか?」との質問に対し、荒木は「それを考えないのが演劇なんですよ!だから演劇が3画面の映画館にはすごく相性がいいと思うんですよ!」と、続けて「(マスコミの皆さん)ぜひ使ってください!」と会場の笑いを誘った。

「キャスト同士で新たな1面の発見や、気づきなどはありましたか?」という質問を受け、荒木は「(青柳)塁斗とは17年ぶりの再共演です。初共演をしたときは16歳の頃で、細マッチョだった。17年ぶりに会ったときはゴリマッチョだった」と懐かしそうに語った。廣野も続けて「(ライダースジャケット着たとき)肩パット入れてないのに入れてるかのよう」と言い、荒木は「肩がメロンパンってよく言うけど……」と述べた。それを受け青柳は「肩がメロンはよく言うけど“パン”はいらない」と事実を伝えると、少し恥ずかしそうな荒木。記事の見出しは「肩がメロンパンでお願いします」(井出)と仲のよさが伺える掛け合いを披露してくれた。また、ヒプステが初舞台で「すべてを教えてもらった舞台です」と話す加藤に対し、5人は成長が嬉しかったと心の内を述べた。



また本作品は全28公演の大千秋楽を撮影したもの。大千秋楽を迎えたときの心境を聞くと、「無事に終わってくれ。怒涛のスケジュールの中で体調を崩さずとにかく終わってくれでした。」(青柳)、「初舞台がヒプステだった。周りの人たちにお前はすごいよって言われて泣かせられました。」(加藤)と感慨深く当時を振り返るお二人に対し、「いつクビになるかわからなかったです……(笑)」と廣野。さらに、千秋楽を終えて鮎川、荒木と忘年会で高級“すき焼き”を食べたエピソードも披露した。

最後に6人を代表して廣野から「みなさまの感想が本当に僕らに直に届くので、すごい励みになるし、それが直接仕事になるので惜しみなく言ってくれたらと思います。そして本当に僕らが注いできた熱量を感じていただき、僕たちが作る舞台ヒプノシスマイクを、そしてヒプノシスマイクのコンテンツを、これからも愛していただけると幸いです」と、これまでの漫才のような掛け合いを綺麗にまとめて、本イベントを締めた。

<作品情報>
『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage
《Bad Ass Temple VS 麻天狼》 -Cinema Edit-
2023年3月24日(金)Dual 3D全国公開/2023年3月24日(金)3面ライブスクリーン上映
キャスト:廣野 凌大、加藤 大悟、青柳 塁斗、鮎川 太陽、荒木 宏文、井出 卓也 ほか
原作:EVIL LINE RECORDS
演出:植木 豪
脚本:亀田真二郎
音楽監督:KEN THE 390
テーマソング:井手コウジ
(C)『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage製作委員会