2023年7月28日(金)〜8月13日(日)東京・明治座、8月24日(木)〜27日(日)には大阪・新歌舞伎座で『隠し砦の三悪人』の上演が決定した。
戦国の時代を舞台に、敗北した秋月家の侍大将、真壁六郎太が若く美しい世継ぎの姫と黄金200貫を無事に同盟国へ送り届ける使命を果たすため、偶然出会った百姓2人を巻き込んで、危機的状況下をくぐり抜けていく冒険活劇だ。監督が黒澤明、主演を昭和の名優・三船敏郎が務めた映画は1958年の公開から長き時を経た今でも国内外から高い人気を誇っている。
お家復興のため、決死の脱出劇を繰り広げる屈強な侍大将こと主人公・真壁六郎太はテレビドラマ「遺留捜査」、舞台『Q』などで抜群の演技力と存在感を魅せる上川隆也に決定。百姓の又七役には、俳優を中心に近年はバラエティ、MC、声優など多彩に活躍する風間俊介。太平役はテレビドラマ「相棒」米沢守役などで知られ、上演台本・演出を手掛ける横内謙介主宰の劇団「扉座」所属の六角精児が務めます。更に、ヒロイン・雪姫役にはアイドル、モデル、俳優とマルチに活躍中の櫻坂46 小林由依、真壁六郎太の最大のライバルである猛将・田所兵衛にはテレビから舞台まで多岐にわたって活躍している宇梶剛士が決定。人気と実力を兼ね揃えた俳優陣が集結した。
上演台本・演出は、ストレートプレイからミュージカル、更には『スーパー歌舞伎II ワンピース』など様々なジャンルの作品を手掛けている横内謙介に決定。日本が誇る活劇映画の舞台化という挑戦にはまさにうってつけ。令和の『隠し砦の三悪人』に注目したい。公演詳細は今後発表される。
<上川隆也コメント>
これは一つの冒険です。超えて行かなければならない壁の高さは計り知れません。ですが、今年150周年を迎える明治座さんと、そして演出の横内さんとその冒険に出てみたいと思いました。これまで一度も舞台化されたことのない大名作に挑む試み。楽しんで頂ける作品にするべく力を尽くします。御期待下さい。
<風間俊介コメント>
『隠し砦の三悪人』 言わずと知れた、黒澤明監督の名作を、令和に舞台で皆様にお届けする。今、自分に、凄い事が始まると言い聞かせております。国内外問わず、多くの作品に影響を与え、今も色褪せない『隠し砦の三悪人』の舞台に出演させて頂くので、背筋を正しつつ、目一杯楽しみたいと思っています。この作品に溢れる覇気や活力を、客席で直に体感して頂けたら幸いです。
<六角精児コメント>
黒澤作品の舞台化を明治座で。しかもこのキャストで。
「ただもう楽しみでしかない!」それに尽きます。全力で臨みたいと思います。小林由依(櫻坂 46)コメント『隠し砦の三悪人』という歴史ある素敵な作品に携わらせて頂き、とても光栄に思います。私自身、舞台経験があまり無いのですが、偉大な先輩方や演出の横内さんなど、様々な角度から舞台演劇のことを学び、成長し、皆様に素晴らしい作品をお届けできるよう努めたいと思います。この夏『隠し砦の三悪人』で、カンパニーの皆様、ご観劇くださる皆様と忘れられない夏の思い出が出来ることを楽しみにしています!
<宇梶剛士コメント>
『隠し砦の三悪人』の舞台に出演できる喜びと同時に身が引き締まる思いです。
映画で描かれている空気感を自分なりに模索しながら、横内さんや上川さんはじめ共演者の方々と向き合って良い作品にしていきたいです。ぜひ劇場で、登場人物たちと一体となって戦国の世を楽しんでいただけたら嬉しいです。
<横内謙介コメント>
素晴らしいキャスト、スタッフとともに、歴史ある明治座で世界遺産ともいうべき名作『隠し砦の三悪人』の舞台化に挑めることを光栄に思います。完璧なる原作のストーリーはそのままに、映画ならではの表現を、生の舞台だからこその表現に、繊細かつ大胆に置き換えて、黒澤ヒューマニズムに溢れつつ血沸き肉躍る、王道を貫く大娯楽時代劇に仕上げたいと思います。映像は使わず、俳優の力と明治座の機構フル稼働で、演劇のチカラをご覧にいれます。
◆『隠し砦の三悪人』 (よみ:かくしとりでのさんあくにん)
東京公演
期間:2023年7月28日(金)〜8月13日(日) (全22公演)
会場:明治座(〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町 2-31-1)
主催:『隠し砦の三悪人』製作委員会
公式 Twitter: @meijiza_theater
大阪公演
期間:2023年8月24日(木)〜8月27日(日)(全5公演)
会場:新歌舞伎座(〒543-0001 大阪府大阪市天王寺区上本町 6-5-13)
主催:新歌舞伎座
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