全世界に5000万以上のユーザーを有する「17LIVE(イチナナ)」が、『戦国時代×花の慶次〜17LIVE REAL EVENT〜』を3月31日にホテル雅叙園東京にて開催した。

このイベントは、17LIVEが毎年開催している戦国の世を舞台にしたリアルイベント『戦国時代』と、戦国武将・前田慶次を中心に群雄割拠の時代を描いた漫画『花の慶次-雲のかなたに-』がコラボしたスペシャルイベント。3月1日より開催されていたこのイベントの最終日を飾る3月31日に“戦国一のイチナナライバー”を決めるべく、事前にアプリ内イベントを勝ち抜いた約60名の“イチナナライバー”が集結。リスナーから贈られるギフトや投票数などを競うライブ配信バトルを繰り広げた。
また、『CR花の慶次』シリーズの主題歌を歌っている元 K-1 ファイターの角田信朗とシンガーソングライターの大西洋平がスペシャルゲストとして登場し、イベントを盛りあげた。

ゲストの角田信朗の開会宣言でスタート
壁に『花の慶次』の登場人物のイラストが飾られ、ライバーたちののぼりも立った会場を、鎧兜や忍者、華やかな着物姿など“戦国”をテーマにした思い思いのコスプレのライバーが埋め尽くし、現代からタイムトリップしたよう。
バトル開始が待ちきれないライバーを前に、まずは大西洋平が登場。『傾奇者燦歌(かぶきものさんか)』を、所狭しとステージを歩いてライバーと視聴者を煽りながら熱唱。
続いて角田信朗が『よっしゃあ漢唄』を力強く歌い上げ、会場のボルテージを一気に上げた。
そのテンションのまま、角田が「ここに集いし 60 名のライバーたちよ!己の実力を発揮し、決戦の舞台へ名乗りを上げよ!南北大乱舞、始めーっ!!」と、アツさ全開で開会宣言をし、ついにバトルがスタートした。

一回戦『南北大乱舞』は、北海道と九州を取り合うチーム戦
一回戦は、チーム戦の『南北大乱舞』。紅・蒼・翠の 3チームに分かれ、チームの一軍が北海道、二軍が九州を狙うルール。20分のバトルが終わり、北海道は紅が制し、2位の翠の約 10倍のポイントを獲得して圧勝だった。九州は蒼とのデッドヒートの末、翠が制した。そして、国の占領数は、紅と翠が2つ、蒼はゼロという結果に。各チームの個人 1位は、それぞれの大将が輝いた。紅の大将は、配信3年目で『戦国』初参戦のJudyちゃん。「北海道を、早い段階で1人で票を集められてホッとしてます。
皆さんには感謝しか無いです。でもまだ次のバトルがあるので、気が抜けないです。がんばる!」と喜びと同時に気合いを入れ直していた。蒼は、髪に青いメッシュを入れて意気込む Naokingが。チーム全員に自らプレゼントした青い数珠を付けての参戦だが、占領数ゼロというスタートに「どげんかせんといかん!このままだと帰りに数珠を捨てて帰るかも」と笑いを交えながらも危機感を持ったコメントを。チーム戦は個人の力ではどうにもならない歯痒さがある。それが緊張感にも繋がり、また面白さでもあるのだ。
そして、翠は昨年の『戦国』の優勝者ayachuが、今回の初戦も制した。「最後に翠の国のみんなが笑顔でいられるようにがんばります!」と笑顔を見せ、「どうしても“中部”を取りたい!」と次のバトルへの想いも明かした。

二回戦『三國大喧嘩』は4つのエリアの陣取り合戦
このゾーンでは、関東、中部、関西、四国の4つのエリアを取り合う陣取り合戦。一回戦同様、紅・蒼・翠で争うのだが、1 位チームのライバー全員に『戦国の華コンテスト』参加権が与えられる他、個人の成績にも関連する特典があるのが特徴だ。紅と翠が抜きつ抜かれつのバトルを繰り広げ、バトル時間の 20 分が終了した時に全力でやりきったからか涙を拭うライバーも。
結果は、関東は蒼、中部は翠、関西は紅、四国を翠が制し、一回戦との合計で、占領数1位は翠が4エリア、紅が3で 2位、蒼が1となった。中間発表では紅が 4エリアを占領し、このまま青と翠を引き離すかと思われたが、翠の怒涛の追い上げで、逆転となった。

次のバトルに向かう前に、角田信朗と大西洋平が再び登場し、しばしトークタイムに。角田は「『花の慶次』の主題歌を初めて歌ってから 16 年目に突入したんですけど、最初は作品のテーマ曲だったのが、いつのまにか日本の応援歌みたいになって楽曲がどんどん1人歩きしていってる感じがするんですね。だから今日も皆さんへの応援歌という意味で歌わせていただきました」と、歌唱に込めた想いを語った。その後、2人は舞台を降りてテーブルを回り、配信に顔を出し激励して、戦いの続くライバーを力づけた。

三回戦『大将を決す刻』は、ついに個人戦
三回戦はついに個人戦となり、北海道・東北・関東・中部・関西・中国・四国・九州の8つのエリアの各 1位がファイナルの『天下御免の傾奇者』に参戦できる。複数エリアで1位になった場合は、ポイント数が高いエリアを優先する、というルールだ。

20分の熾烈なバトルを制したのは、北海道は一回戦と同じくJudyちゃん、東北はゆたたん、関東はNaoking、中部はayachuが念願の1位に。そして関西:けみ、中国:michu、四国:ななぴ、九州をさおりんが制した。この8人でファイナルを争うことになる。
ついに迎えたファイナル。その前に、角田信朗が三たび登場し、ふんどし姿で和太鼓を叩く角田の映像をバックに、激しさ全開で『傾奇狂い歌』を歌う。壇上でバトル開始を待つ 8人のライバーにも寄り添い、彼らの士気も高まった様子。そして、「8名のライバーよ!傾くなら傾き通せ!『天下御免の傾奇者』、始めぃ!」と角田が吠え、最終ラウンドが始まった。
最終戦のバトル時間はたった10分。短時間でいかにリスナーの心をつかむかが勝負となり、真剣なまなざしで訴えたり、リスナーと共に楽しい時間を過ごしたり…と、8人はそれぞれの戦略で戦った。

『戦国の華』となったのは臨月ライバー
結果発表を待つ間に、三回戦が終わると同時に繰り広げられていた翠チームの『戦国の華コンテスト』の優勝者の発表へ。1位に輝いたのは、もちむぎ。水色の髪と、肩を抜いて着こなした黄緑の着物が鮮やかだ。現在、彼女は臨月で、当分ライバー活動ができなくなるとの事で「今日に賭けていた」んだそう。その想いが通じて1位を獲得できて胸がいっぱいになった彼女は涙ぐみながら、共に戦った翠の國のライバーたちと、投票してくれたリスナーへの感謝を述べていた。

『傾奇者』となったのは…?
そして、ついに本イベントの優勝者となる『傾奇者』の発表へ。1位は 76,537,320ポイントで Judyちゃん、2位 ayachu(55,268,275p)、3位 Naoking(53,017,411p)という結果となった。

表彰式になり、3位の Naokingには『花の慶次』の作画者・原哲夫氏のサイン入りの本イベントポスターが大西洋平から贈られた。入賞コメントで、Naoking は今回のイベントに参加した想いを打ち明けた。「これだけのライバーが華やかに、これだけの結果を全力で出して、応援してくださるリスナーたちの腕力…。コレ、他のプラットフォームで見れるんか!? ムリやと思うで? 何を不安になってんねん。これだけの強い人が居るこのイチナナがグラつくわけないと今日改めて痛感しました。視聴者が集まらない、ギフトが貰えないのは自分のせいや! 毎回全身全霊で配信に向かったら、必ず応えてくれると思います。これを伝えたかったです!」とアツく訴えた。続いて 2位の ayachuには、原哲夫氏サイン入り『CR 花の慶次3』遊技機専用パネルが贈られた。自らの2位への感謝と共に「(無料投票の)『戦国の華』までライバーの皆さんを連れていきたくて、上位のメンバーでたくさんたくさん作戦会議をして勝ち取ったので、本当に本当に嬉しいです」と、涙ながらに翠の大将として結果を残せた喜びを表していた。

そして1位の『傾奇者』となったJudyちゃんには、原氏直筆の慶次イラスト入りサイン色紙が角田信朗から贈られた。今まで、彼女曰く「ライバーさんが怖くて」あまり他のライバーと絡む事が無く、うまくコミュニケーション取れるか心配だったそうだが、作成会議や情報交換をするうち楽しく充実した様子。助けられたことも多々あり、感謝を述べていた。そして、「私的な事ですが」と、今回のイベント参加への想いを話し始めた。彼女は配信をする中で誹謗中傷に遭い、つらい思いをしているのだと打ち明けた。
「悪口を言われて傷ついて、やめたいって思うライバーさん、自分が正しいと思ったら、やり続けてください。私は正々堂々と戦って 1 位を獲ったので、そこを正したくて、このイベントに参加しました」と、胸の内を正直に話した。

そんな彼女のコメントを受けて、角田がアツいエールを。「僕らだって、会った事も見た事もない人にいろんな事言われてますよ。でも僕はアンチもファンだと思ってる。 “打つなら打て! いつでも受けて立ってやるぞ”―いつもそんな気持ちでいるんで、ライバーの皆さんも、ネガティブな事に屈することなく、ファンやリスナーの皆さんを幸せにしてあげてほしいなと思います。ネガティブな事にも抗っていくのが“傾奇者”だと思います」と、誹謗中傷に悩む人々に対して力が湧いてくるコメントで締めくくった。

提供:17LIVE
(C)17LIVE(イチナナ)