緩やかなアコースティックグルーヴに乗せ、今⽇を⽣きることの悦びを讃える楽曲「カモン!」は、江崎グリコ ビスコWEB CM「栄養は、愛だ。」篇(監督:原武美和⼦)のCMソングとして書き下ろされ、待望のMVが2023年4⽉4⽇に公開となった。
“帰っておいでよみんな”と投げかけるこの歌は、出会うこともない遠いどこかの誰かにも向けられた、普遍の輝きを持つ1曲。初期のサニーデイ・サービスの頃から連綿と続く、曽我部恵⼀流儀のメッセージ・ソングになっている。
MVは、ひとりの中年男性の⽇常がコミカルなイラストで描写され、⾵景写真もミックスされた映像から、なにげない普通のくらしの中にある希望や喪失感が伝わってくるような作品となっている。
企画・演出・編集を、同WEB CMでも監督を務めた原武美和⼦が⼿がけており、イラスト・アニメーションはCMプランナーの⾼市知美⽒、写真は照明技師の⼤坪彰⽒が担当。
MV公開後は「案外おじさんになるって、いいもんだなぁ…」「沁みる!」「 MVに救われました。 五⼗歳で⾒える景⾊が楽しみです」と、⽼若男⼥問わずポジティブなメッセージが寄せられている。
■アーテイスト/曽我部恵⼀
1971年8⽉26⽇⽣まれ。⼄⼥座、AB型。⾹川県出⾝。
’90年代初頭よりサニーデイ・サービスのヴォーカリスト/ギタリストとして活動を始める。
1995年に1stアルバム『若者たち』を発表。’70年代の⽇本のフォーク/ロックを’90年代のスタイルで解釈・再構築したまったく新しいサウンドは、聴く者に強烈な印象をあたえた。
2001年のクリスマス、NY同時多発テロに触発され制作されたシングル「ギター」でソロデビュー。2004年、⾃主レーベルROSE RECORDSを設⽴し、インディペンデント/DIYを基軸とした活動を開始する。以後、サニーデイ・サービス/ソロと並⾏し、プロデュース・楽曲提供・映画⾳楽・CM⾳楽・執筆・俳優など、形態にとらわれない表現を続ける。
■映像ディレクター/原武美和⼦
灰⾊の思春期、⽇清カップヌードル⿇婆のCMに救われ、⼤学時代、CMプランナーがエンタテイメントで問題を解決する姿に感銘を受けCM制作の世界に。清濁あわせもつ⼈間の⽣き様が肯定されることを願いながら、あたたかな⽬線で⼈間を描き続けている。
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