2016年1月18日、韓国・慶南・金海に住んでいた当時23歳の女性A氏が、昌原地方裁判所の逮捕令状で逮捕された。A氏が疑われる犯罪は殺人だった。
A氏に殺害された被害者は、当時43歳の男性B氏だった。B氏は3日前にA氏の家で洗濯ロープに縛られ、20回以上刺されて死亡した状態で発見された。A氏は警察の調査で犯行動機について、「B氏が一方的に交際を求めて苦しめてきたため、そのことに悩まされているうちに犯行に及んだ」と供述した。
当時の犯行方法が非常に衝撃的だったため、「金海ストーカー殺人事件」として話題になった。当時、二人の間に何があったのか。
A氏から電話番号を受け取ったB氏は、しばらくしてからA氏に一方的な恋愛メッセージを送り始めた。一部のメッセージには、「会いたい」「愛している」などの内容が含まれていた。A氏は忙しいという理由で会うのを避けたが、B氏のアプローチは続いた。
B氏がこのような恋愛メッセージを送っていることを娘から聞いたA氏の母親は、「娘に連絡しないでください」とB氏に何度も頼んだ。しかし、B氏はそれを無視した。
一方的なアプローチが始まって約3か月後の2015年10月中旬、酔っ払ったB氏がA氏の家を訪れ、インターホンを押して会いたいと要求した。
一人で家にいて恐怖に震えていたA氏は警察に通報し、現場に到着した警察はB氏がA氏の家の玄関前でしゃがんでいた。
