22日深夜放送の『伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)で、タレントの伊集院光が、インバウンドなどで供給過多になりすぎて、奈良の鹿が鹿せんべいを食べなくなった話に驚いた。

番組で、伊集院は最近、鎌倉を歩いていて気付いたことについて「コロナ終わってんのかどうか知んないけど、まぁ一応落ち着いたということで、インバウンドの多いこと。俺はあんまり知らないけど、アジア圏での『スラムダンク』ブームも、それに火をつけてて。それでなんかあの(江ノ電の)周りに、物凄い人来てて、すげぇことになってんな、みたいな」と話していた。

さらにインバウンドの話は続き「笑っちゃったのが、奈良。奈良はこの季節、めちゃめちゃ修学旅行生が来てて、観光客、インバウンド、修学旅行生がめちゃめちゃ押し寄せてるせいで、もう鹿が、『鹿せんべいいらねぇ!』って言い出してるらしいよ(笑)」と、鹿もオーバーツーリズムの影響を受けていると話し笑いを誘う。

伊集院は「本当、本当なんだって! マジで」と訴え、「鹿、ビックリするぐらい鹿せんべい好きじゃん。鹿の食いたいもの練って作ってる鹿チュールじゃん!? 行くと怖いじゃん。すげぇ寄ってきて。なんなら、鹿と目を合わせたらくれって来るし、目を逸らすと、その隙に取ろうとするぐらいじゃん。でも、インバウンドで来た人も修学旅行で来た人も、せんべいあげるせいで鹿が、鹿せんべい踏んでるらしいよ、凄い勢いで(笑)」と説明し爆笑を誘い、「それだけ今、観光のバランスがめちゃめちゃおかしくなってる」と語ったのだった。