関ジャニ∞の横山裕が主演するドラマ「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」(テレビ朝日系)がオンエアされているが、横山の評価が日増しに上がってきている。

ドラマの原作は「ビッグコミックスペリオール」(小学館)連載中の津村マミ氏による同名漫画。2021年4月期に放送された「コタローは1人暮らし」の続編で、1人暮らしの小学生になったコタロー(川原瑛都)が、両親のことなど彼が抱える問題などが展開される。横山はそのコタローの隣りに住む売れない漫画家・狩野進を演じる。

ある制作会社関係者は「2021年のドラマが終わった直後から続編を期待する声は多かった。今回はコタローが小学生に成長しての物語ですが、前作よりもいいという評判の声も多い。コタロー役の川原瑛都くんも素晴らしいのですが、それ以上に横山さんの評価が高くなっているんです」。

横山の演じる狩野はボサボサ頭でジャージ姿。喜怒哀楽をオーバーに表現するようなタイプではない。前出の関係者は「前作から横山さんの持っている雰囲気を当てはめた感じで役柄ピッタリとはいわれていましたが、今回の続編ではその微妙な表情をうまく表現したり、ちょっとうまさが加わったと言われています。本人も朝ドラに出演したことで勉強になったといっていましたが、今回の『コタロー』は朝ドラの経験は横山さんを大きくさせたと実感させる作品になっている」。

昨年秋からNHK朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」に福原遥演じるヒロインの兄役として出演していた横山。ある芸能関係者は「プライドが高く、野心家で不愛想という役柄でしたが、それでも物語が進むにつれて、周りに対して、少しずつ心を開いていくという難しさもあった。それでも、横山はその辺りをうまく表現できたと評価されていた」。

横山にとって2022、23年は飛躍の年となったかもしれない。