ソウル・ヨンサン(龍山)区にいいニュースが続いているそうです。

長い間放置された整備廠(しょう)の敷地が住宅・国際商業地区として開発されるという発表と共に、人気グループ「BTS(防弾少年団)」のBig Hitエンターテインメントの社屋移転時期が近づく中、近辺の商圏活性化への期待が高まってきています。

21日、不動産業界によると、Big Hitエンターテインメントは早ければ今年下半期か来年初めに龍山トレードセンター(YTC)に入居することがわかりました。

Big Hitエンターテインメントとその関連会社は、地下7階から地上19階まで26階建ての建物全体を賃貸し使用する予定です。新社屋には様々な関連会社のための施設を準備し、ファンたちと疎通することができる特別な空間も準備する予定だそうです。

K-POP企画会社の社屋には通常、所属アーティストたちの関連商品のショップや多様に楽しめるスポットなどが設けられます。韓国内のファンは勿論のこと、外国人観光客にも人気ある場所です。

龍山では初となる芸能企画事務所移転のニュースに、近辺の商圏も期待が高まっている。特に龍山駅・新龍山駅の一帯は、KTXや空港鉄道、地下鉄などの交通の中心でありアクセスも優れています。

商店街情報研究所のチョ・ヒョンテク研究員は、「龍山は以前から発展した都心」としながらも、「社屋移転が予定されているYTCの近隣は、龍山駅・新龍山駅に対して、相対的に発展度が低い状況だ」と説明しました。

続いて「企画事務所ごとに状況は異なるが、SMエンターテインメントの場合、社屋の1階でカフェを運営しファンたちが流入している」とし、「もしBig Hitエンターテインメントも社屋の一部にファンのためのスペースを設けるなど開放的に運営すれば、近辺の商圏活性化に役立つだろう」と述べました。

最近龍山は、政府の発表に基づき開発への期待が高まっています。これに先がけ国土交通省は6日、ソウル・龍山整備廠敷地(面積約51万平方メートル)を開発し、8000世帯の住宅や国際業務、商業施設などを造成すると発表しました。