前日ちゃんと寝たつもりなのに、昼間になると眠気がやってきて集中できない…誰しも、そんな経験をしたことがあるのではないでしょうか。いったい、ちゃんと寝ているはずなのに昼間に眠くなるのはどういった理由があるのでしょう。またそんなとき、どうすればいいのでしょう。ここではちょっと困りものな「昼間の眠気」についてまとめました。
昼間の眠気、なぜ起こるの?
昼間に眠気が起こるのはどういったことが原因なのでしょう。生理的に仕方のないことから、実はその裏に病気が隠れていることまで。心当たりがないかチェックしてみましょう。
食後の眠気
健康な人でも昼間に眠気がやってくることがあります。それは昼食後、血液が消化のために胃に集まってしまうことが原因。脳に血液がいかず酸欠気味になるので、疲れて眠気が出てしまいます。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠中に一時的に呼吸が止まってしまう病気です。いびきをよくかく人に見られるといわれています。呼吸が止まることで睡眠が阻害され、満足な睡眠がとれていないと体が認識してしまい、昼間の眠気という症状として表れることがあります。
ナルコレプシー
突然強い眠気が襲ってきて、昼間でもどこでも、突然眠りこけてしまうという病気です。これはオレキシンというホルモンの分泌量に問題が生じているケースで、単なる居眠りとして誤解されがちですが、日常生活に支障をきたしている場合は相談しましょう。
うつ病
うつ病は眠れなくなる病気というイメージがありますが、まれに過眠の症状がみられることがあります。気分がすぐれない、何をしても落ち込む、楽しくないなどの症状と眠気がセットになっている場合、疑われやすい病気です。
その他、慢性疲労症候群、周期性四肢運動障害などの病気が疑われるケースがあります。
どう対処したらいいの?昼間の眠気
病気の可能性が考えられなくても、昼間の眠気は困るもの。どのように対処すればよいでしょう。
昼食は消化の良いものを
決まって昼食後に眠くなるという場合、消化に悪いものを食べて胃に過度の負担をかけていないかをチェックしてみましょう。消化の良いものを食べるようにすると良いですが、胃腸が弱っている場合でなければおかゆなどでなくてもOKです。普通の食事でいいので、回数しっかり噛むようにしましょう。
デスクワークならプチ断食も
思い切って昼食を抜くという方法です。胃の中をからっぽにすることで帰って集中力が高まるというケースがあります。エネルギーを消費しないタイプのお仕事の場合は一度試してみてもいいかもしれません。
カフェイン接種後の昼寝が効果的!
眠たい時には思い切って昼寝をするのが一番。朝の業務で疲れも出ているのかもしれません。さらにその前に、コーヒーや緑茶などでカフェインを取っておくと20分後くらいに目覚め、気分も爽快になります。昼寝はだらだら寝すぎると今度は夜の眠りに支障が出てしまいます。20分で切り上げるのはベストだといえます。
まとめ
いかがでしょうか。眠気を我慢しながら無理に仕事をしても、いい結果は得られないもの。原因をしっかりと突き止め、思い切って眠る等の対処をしていきましょう。きちんと集中して仕事を行うことで、いつもの実力を出すこともできて評価UPにつながるかもしれません。