カン・ドンウォン、ユ・アイン...

名前だけを聞いても驚くような、ビッグな20~30代のトップスターたちが、イ・チャンドン監督の映画に積極的に出演を狙っています。

通常、スター俳優たちのキャスティングは制作においての初の「関門」であり、最も難しい「峠」とも言われていますが、イ・チャンドン監督の場合は例外のようです。新しい演技経験を願うトップスターたちがこぞって参加の意を表明しています。

イ・チャンドン監督は2010年「ポエトリー アグネスの詩」以降6年ぶりに新映画「バーニング」を準備しています。現在シナリオの最終点検段階で、これを終えて11月から撮影をスタートします。

映画は、ある女性を巡って立場と状況が全く違った二人の男性が巻き起こす物語です。「ポエトリー アグネスの詩」を初めとして2007年の「シークレット・サンシャイン」など今まで女性の内面を描いたイ・チャンドン監督が、久しぶりに男性キャラクターを中心に描くことで、俳優たちの関心を一層刺激しています。

そんな中イ・チャンドン監督が最近俳優カン・ドンウォン、ユ・アインと会ったと言う事実が公開されました。どちらもトップスターで、通常、まだ出演を決定していない映画のキャスティングに関連した話にはとても敏感になるのですが、今回は例外のようです。「出演を確定していない」としながらも、イ・チャンドン監督と会った事実は認めました。他にもトップスターたちが参加の意思を表しています。

20~30代の俳優たちがイ・チャンドン監督と仕事したい理由としては、今までそうそうたる俳優たちがイ・チャンドン監督との作業を通して深みのある演技の世界に入ったと評価を得ていて、作る作品が世界主要の映画祭に招待を受けて、受賞経験もある監督の成果と実力が、意欲溢れる俳優たちを刺激しているとみられています。