8月27日東京・山野ホールにて、韓国・日本・台北出身6人組多国籍ガールズグループILY:1の初めての日本ショーケース『ILY:1 日本ショーケース ~Start ILY:1~』が開催された。Hwaiting!では1部(昼)のレポートをお届けする。
多くのファンがILY:1の登場を待ちわびるなか、開演時間になるとカウントダウンがスタート。スクリーンに10、9、8と数字が映し出されると、会場は緊張感に包まれた。そして、黄色を基調としたラブリーな衣装に身を包んだ6人がステージに登場。1曲目はリズミカルなベースラインとオーケストラの繊細なメロディーが美しく調和した曲「AZALEA」を披露。花が咲くような繊細で優美な振付は思わず目を奪われる。
初めての日本ショーケースに集まってくれたONLY:1(ファンの呼称)のために、メンバーの写真を思い出として残してもらおうとフォトタイムの時間も設けられた。舞台袖で待機するメンバーたちからは、フォトタイム中のメンバーの自己紹介を日本語で紹介したり、他のポーズをするよう促したりして、場を盛り上げる場面も。
久しぶりに会うONLY:1に対して日本人メンバーのリリカとハナは「会いたかったよ!」「ただいま!」と、初めての日本凱旋イベントに愉悦感に浸っていた。
トークタイムでは、韓国で7月19日にリリースされた「Que Sera Sera」活動の感想について、「ONLY:1が音楽番組に来て応援してくれたことで緊張が解れて元気がわきました」と感謝の気持ちを伝え、YouTubeチャンネル「GO!GO!ILY:1」でのエピソードについては「クーラーがきかないくらい暑い日だったけど、リーダーのナユちゃんが冷たい飲み物を買ってくれました」とハナが話し、改めてナユに感謝の気持ちを伝えていた。
トーク後のライブでは、デビューシングルのタイトル曲「Love in Bloom」や、リアリティ番組「ILY:0」で披露したミッション曲だったGFRIENDの「今日から私たちは(Me Gustas U)」、OH MY GIRLの「Secret Garden」を続けて披露し、ONLY:1を驚喜させた。
歌い終えると、「Que Sera Sera」のMVやビハインド映像が流れ、メンバーは衣装チェンジへ。まず始めに再登場したのは日本人メンバー2人。カバーステージについてハナは「ONLY:1のために頑張って準備しました」と伝え、続けてリリカは「その時よりひとつになって団結力を見せられたと思います」と満足げ。他のメンバーがステージに戻ってくるまで2人が話していると、ナユが背後から登場してハナを驚かせたり、お笑い芸人が好きだというリリカから教わった日本語「あざまる水産」「すみまセンター分け」「許してニャン」などを披露し、愛嬌を見せてONLY:1を喜ばせた。
ステージに6人が揃ってからは、「Que Sera Sera」に関するトークタイム。リリカは「髪の色がオレンジでちょっと奇抜なんですけど、一緒の髪型にしてくれるONLY:1の方もいて嬉しいです。ただ、髪の毛が傷まないか心配しています(笑)」とコメント。投げキッスのポイントのレコーディングについてアラは「実は最初にレコーディングをはじめるときはたくさん時間がかかると思ったのですが、実際にレコーディングをしたら5回程度でレコーディングが終わりました」と誇らしげ。リリカは「早く終わると思ったけど、難しくて時間がかかりました」と、15回も録り直したことを伝えた。
ミュージックビデオの撮影についてリリカは「気温が34度で暑かったんですけど、一緒に撮影したわんちゃんのおかげで暑さも忘れて楽しく撮影できました」と話し、ロナは「本当に暑かったので、すごく真っ黒になっちゃいました。お化粧をすると顔と体の色が違うのですが、肌の色が黒くなったILY:1も愛してください(笑)」とにっこり。
トークタイムの他に、「Que Sera Sera」のポイントダンスを教えたり、「Que Sera Sera」のCDジャケットの紹介、クイズコーナーなどが設けられ、ONLY:1との特別な時間を過ごした。
最後は、ONLY:1に対する気持ちを伝える時間へ。ナユは「『Love in Bloom』から『Que Sera Sera』までたくさんの愛をくださって、ありがとうございます。これからも一緒にいてくださいますよね?」、ハナは「たくさんの方が来てくださるとは思っていなかったので、すごくびっくりしました。これからも幸せを届けられるように頑張るのでたくさん応援よろしくお願いします。大好きです」、リリカは「たくさんのONLY:1に会えて嬉しかったです。私にとってONLY:1は太陽のような存在です。いつも明るく私たちのことを導いてくれてありがとうございます。おかげでしんどいときも頑張ろうと思えます。これからも頑張ってONLY:1の自慢になれるようなILY:1になります」と伝えた。
ラストは、デビュー曲「Love in Bloom」で咲かせた愛をさらに大きく育てようという意志が込められた曲「Que Sera Sera」。「私の心が君に届くその瞬間 呪文をかける 君のために準備した私の気持ちを受け取って」と、ONLY:1に向けたILY:1の愛を届けた。
ショーケース後にはマスコミ向けの囲み取材が行われた。
日本に着いた感想を聞かれたリリカは「日本で『Love in Bloom』のリリースイベントをしましたが、『Que Sera Sera』で日本に来ることができて良かったです」と伝え、久々に再会したONLY:1についてロナは「久しぶりにONLY:1に会えてとても嬉しいです。たくさんのONLY:1が来てくれたのは初めてなのでとてもドキドキして嬉しかったです」と笑顔を見せた。
2022年4月にデビューし、7月にカムバックしたILY:1。初めて体験するカムバックの感想についても話してくれた。ハナは「『Love in Bloom』のときはすごく緊張して右も左もわからない状態でしたが、『Que Sera Sera』ではちょっと心に余裕ができました。みんなで一生懸命練習した成果を見せられたと思います」と話した。
また、日本で食べたいものについてアラは「私は焼き肉を食べたいです」、ロナは「私はうどん、ラーメン、寿司を食べたいです、エルバは「私はすき焼きを食べたいです」と、ワクワク感たっぷり。さらに行きたい場所についてナユは「リリカとハナの故郷、大阪に行ってみたいです」、エルバは「以前お母さんとユニバーサルジャパンに行ったことがあるんですけど、次回はメンバーと一緒に行きたいと思います」と胸を膨らませた。
グループ名のILYは「I LOVE YOU」の略語でもあることから、メンバーの愛を感じたエピソードについての質問もあった。アラは「私が病気になったとき、メンバーがお腹を温めてくれたり、おかゆも作ってくれたりしました。病気の時はひとりでいると寂しくなるものですが、メンバーは私をひとりにすることなくそばに一緒にいてくれました。その時、とても心が温かくなりました」と話した。リリカは「デビューするにあたってたくさん辛いことがあって、練習もしんどかったんですけど、その度にみんなで頑張ろうって言ってお互いを支え合いました。練習の時は気兼ねなく質問をしたり、教えてあげたりして、それをみんなが受け取って練習をしている姿を見て、メンバー愛があるからこそできることだなと思いました」と、真っ直ぐな眼差しでメンバー愛を語った。
text:Zackey
photo:AaruTakahashi
ILY:1プロフィール
2022年4月4日、「Love in Bloom」で韓国デビューを果たし、7月19日にニューシングル「」を発表。ILY:1は、Kep1erを生んだMnetの人気オーディションプログラム「Girls Planet 999:少女祭典」に出演していた、リリカ(日本出身/Nizi Project参加者)、ハナ(日本出身)、アラ(韓国出身)、ロナ(台北出身)に加え、ナユ(韓国出身)、エルバ(台北出身)で構成された6人組多国籍ガールズグループ。グループ名には、“自分”を意味するIに“~らしい”という意味のLYをつけ、これらを一つ(1、ONE)に結んで、メンバーそれぞれの魅力を完全な一つとして、調和のとれた形で見せるという意味が込められている。また、ILYは「I LOVE YOU」の略語でもあり、ILY:1を応援するファンへの愛が、ILY:1のすべての瞬間に共に存在するという意味も。
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