
「着物をいつまでもきれいな状態に保っておきたい」
「マンションに住んでいるので大きな桐ダンスは置けない」
今回は、こんなことで悩んでいる人に着物の保管方法と注意点について紹介します。
〇着物のカビや湿気予防対策
・着物を干す・着る
着物をたんすにずっと入れておくのではなく、年に何回かは通気性がいい部屋で干しましょう。
できれば着物を着るのが、風通しには一番良い方法です。
・防虫剤を入れる
着物をたんすにしまうときには、着物専用の防虫剤を利用するのがコツです。
使うときは1種類にして、変色させないように注意します。

〇着物の収納
・大きな桐たんすはいらない
桐たんすは、湿度を最適な環境に保ってくれるのがメリットです。
しかし大きな桐たんすは、マンションに置くのは難しいですね。
最近は、桐の収納ケースを15,000円前後で販売されています。
キャスター付きなら、家の収納スペースに置くことができます。
・たとう紙
着物の収納で昔から有名なのが、たとう紙で着物を包むという方法です。
たとう紙は、吸湿性と通気性に優れているのが特徴。
小窓がついている物を選ぶと、開封しなくても着物の種類がわかります。
・スチールラック
たとう紙と一緒に使うと便利なのが、スチールラックです。
たんすを使うよりも、取り出しが楽になります。

〇着物を保管するときの注意点
・プラスチックの収納ケースの場合
プラスチックの収納ケースは、通気性が悪いのでカビが発生しやすいです。
もしも使う場合は、下にすのこを入れましょう。
・たとう紙は交換する
たとう紙は、着物の湿気を吸収するので時期が来たら交換しましょう。
和紙が毛羽だったと感じた場合は、交換の時期です。
・正しくたたむ
着物は少しのずれでも、型崩れやしわの原因になります。
端と端をしっかりと整えてから、たたむことが大切です。
今回は、マンションでもできる着物の保管方法や注意点を紹介しました。
桐ダンスを置けなければ、スチールラックや桐のケースを利用しましょう。
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