よく「塩分を控えた食事をしてください」といわれる事があるかもしれませんが、その一方で塩分は身体にとって適度に少量は取り入れた方が良い食品でもあります。
塩はどのような違いがあるのでしょうか?

よくサラサラの精製した塩が食卓塩として使われていいます。
精製塩は塩化ナトリウムの純度が99%以上という条件がありますが、塩化ナトリウム以外のミネラル成分は含まれていません。




よくあら塩という商品を見かける事がありますが、あら塩はにがりを多く含んでいます。

日本国内でも食卓塩以外で多く出回っているのが「海水塩」です。
海水を取り入れた後、水分を取り除いて結晶化した塩になります。
ミネラル成分を多く含んでいますが、にがりも多くふくんでいる特徴があります。
にがりはたんぱく質を固くさせる性質があるのです。
肉料理の下味付けをする際に若干、固めの仕上がりになる事もあります。

もしお肉を固くしないで仕上げたいというようであれば「岩塩」がおすすめです。




岩塩は3億年前の地球にあった海水のミネラル成分が長い年月をかけて結晶化したものです。
岩塩はにがりをあまり含んでいないという特徴があるので、お肉料理の味付けの際に使うと柔らかく仕上げる事が出来ます。
岩塩は探してみるとモンゴル産の商品を見かける機会が多いですが、他にもドイツや、イタリア、アメリカ、南米アンデスあたりの岩塩もあります。
色もピンクソルトや黒っぽい色をした岩塩などもありますし、塊で販売しているもの、ミルで使える程度に粉砕されているものなどがあります。
もちろん普通のお塩みたいに細かくされているものもありますので、自分の好みの岩塩を探してみてください。

その中間が良いというようであれば「湖塩」がおすすめです。
イスラエルの死海やボリビアのウユニ湖といった塩湖からとれた塩なので、適度にミネラル成分も含んでいる状態です。

精製された食卓塩の他、海水塩、岩塩、湖塩など色々な塩がありますので、用途に合わせて上手に使い分けてみてください。



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