ナチュラルメイクやナチュラルスキンケアが注目される昨今。その究極のスキンケアと言えるのが、肌断食です。
肌断食とは、「何もしない」スキンケア。メイクはもちろん、基礎化粧品など、毎日肌に与えていたもの一切を排除します。

私たちが毎日当たり前に行っているクレンジングや洗顔、化粧水などの保湿やメイクは、肌に負担をかけるだけではなく肌本来の力を眠らせてしまうそう。絶対に必要に思える保湿ケアも、行うことで肌にもともと備わっている保湿機能やバリア機能を弱めてしまうそうです。

そこで肌断食を行うことで、徐々に肌本来の機能を回復させていくのです。




とはいえ、仕事などでメイクが必須となれば、当然クレンジングが必要です。しっかりメイクにはより強いクレンジング剤が必要となりますし、洗顔後は乾燥するので、とても保湿ケア無しには眠れません。
これが負のスパイラルではありますが、現実的に一切を辞めるのは難しい人が多いはずです。

そんな人におすすめしたいのが、仕事がお休みの週末だけに行うプチ肌断食です。


◆週末のプチ肌断食のやり方
たとえば仕事が土日休みなら、金曜の夜からスタートです。




まずは、メイクした状態で帰宅することになるので、クレンジングと洗顔を行います。ただし、化粧水や保湿剤などのいつものスキンケアはやりません。
どうしても乾燥が気になるときは、ワセリンを米粒程度肌に伸ばします。このとき、決してこすらないのがポイント。手の平にワセリンを伸ばしたら、手で顔を覆うようにして優しく馴染ませます。

翌朝は、ぬるま湯で顔をゆすぐだけ。どうしても皮脂でべたつく場合は、純石鹸をしっかり泡立てて優しく洗顔しましょう。その後のスキンケアはもちろん行いません。

その日の夜も同様に、ぬるま湯洗顔でスキンケアはお休み。翌日の日曜日も同様のスキンケアで、肌断食を行います。


◆肌断食が合わない人は?




いつもしっかり保湿ケアされている肌は、急に何もしないと当然乾燥します。
ご存知の通り乾燥は肌の大敵。もともと肌が弱い人は、肌断食などの極端なスキンケアに向きません。

また、アトピーやアレルギーなどで、皮膚科に通っている最中の人も行わないようにしましょう。



肌断食を行い、肌が本来の力を取り戻すまでには、別の肌トラブルが起きる可能性が大です。それを乗り越えれば肌状態はずっと良くなるのですが、継続が難しい場合もあるでしょう。
肌断食は、自分の肌と相談しながら無理のない範囲で行うことも大切。まずは週末のプチ肌断食で、自分に向いているか試してみては?

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