最近、スカートを履かない女性が急増しています。女性にとってスカートはおしゃれの一部でもありますし、軽く履けて機能性もあるファッショナブルなものです。それがパンツばかりになってしまう理由には何があるのでしょうか。

スカートが履けない理由の一つとして、自転車移動が増えたことが挙げられます。車を持たない若い人が増えている代わりに自転車が活躍しているのです。歩くには遠いけれど、自転車だったら楽という自動車と徒歩の間を取った感じですね。そうなると、おしゃれがしづらい問題が生じます。




例えばスーツのタイトスカートでは、自転車をこぐと段々スカートが上がってきてしまい上手くこげません。ロングスカートでは自転車のタイヤに絡んでしまって事故になり、怪我の原因にもなりかねないので危険です。かと言ってミニスカートや、ひざ下のスカートだと風でめくれあがってしまうのでやはり自転車向きではありません。

つまり、お金がかからず徒歩よりも体力を使わない便利な移動手段である自転車の利用が増えたことが、おしゃれの一環であるスカート離れを起こしているのです。




また、女性が「女性性」にとらわれたくないという理由でパンツを好む場合もあります。動きやすいストレッチパンツもありますし、機能性に優れているのでいつでもパンツが当たり前となっている女性もたくさんいます。夏でもクーラーの効いたところではお腹を冷やしてしまうからと、健康面を気遣ってパンツしか履かない女性もいます。

以上のような理由から、今やスカートはおしゃれで機能性があるものというばかりでなく、女性にとって不便な場合も増えています。テレビドラマでも、若い女性のスーツ姿はスカートではなくパンツスーツであることも珍しくありません。とても凛としていてかっこよく、その姿に憧れている女性も多いのではないでしょうか。このように、時代と共にスカートの在り様は変わってきています。

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