生きていれば緊張するシチュエーションが必ずありますよね。緊張したくてしているわけではないのに、身体が勝手に反応してしまうのは厄介です。物事に本気になればなるほど緊張して本来の力が発揮できないこともあり、そうするとどうにもやるせない…。仕事で人前に立つことが苦手だけど辞めるわけにはいかないという場面もあります。

そんな厄介な緊張を上手く飼いならすのは至難の業です。一番良い方法とされるのが「慣れること」ですが、上手く緊張する場がそう多くあるとは限りませんよね。ですが、スポーツで活躍し、何度も全国大会に出場するなどして繰り返しているとちょっとやそっとのことでは緊張しなくなったという人もいます。




また、高校までは人前で発表することが苦手で、顔や耳が真っ赤になり、原稿を持つ手が震えるなどして恥ずかしかったという人も、大学でプレゼンテーションを週2ペースでせざるを得なかった結果、笑いをとるためのアドリブを入れるまでに緊張しなくなったということもあります。

このように、人間は適応能力があるので慣れてしまえばそれで良いのですが、それができない場合は克服が難しくなります。一般的には深呼吸が良いと言われますが、これで効果を発揮したと言える人はどのくらいいるのでしょうか。




最終手段としては安定剤などの薬に頼るという方法もありますが、病的でないならむやみに飲むのはやめた方が良いでしょう。医師から飲むよう言われていないのであればなおさらです。

それよりも良いのは、いつも自分がリラックスしている時に目にするものを持ち歩くことです。例えばペットを飼っているならその写真をこっそりポケットに忍ばせ、トイレで見て落ち着くのです。緊張を飼いならす方法は人それぞれですが、自分だけでなく皆も緊張することがあるのだと思うことは大切ですね。一人だけ苦しんでいるのではないと思うだけでも気持ちは少し楽になります。頑張って緊張を乗り越えていきましょう!

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