
室内で洗濯物を干すいわゆる部屋干しは、外で干す場合に比べ多少の工夫が必要になります。
まず、干す物同士の間で十分な距離をとることが肝心で、近くてもおよそ15センチが目安です。
洗濯物の間を十分に空けておくことで、洗濯物から蒸発する水分が発散しやすくなります。
また、風を窓から取り込むなど、空気の流れを作るとより効果的。
大きい洗濯物を干すときは、二つ折りにして干す際くの字になるよう斜めに干すというテクニックも。
重なる部分を減らすことで、水分を逃がしやすくなります。
この方法は、場所を広く取れる場合に有効です。

煙突効果を利用したアーチ干しは、ピンチハンガーで干す場合に使えるテクニックです。
アーチ干しは中央に短い洗濯物、中央から両端へ近づくにつれて長い洗濯物を干す並べ方。
外気の影響を受けやすい端の洗濯物と、中央の洗濯物に温度差をつくり、ピンチハンガーの下から上へ空気が流れる煙突効果を狙います。
洗濯物の並べ方は厚手の物と薄手の物を、交互に並べて干すことで乾きやすさが変わってきます。
大切なのは、空気が流れやすくなる層を意識すること。
衣類の素材にも、注目してみて下さい。
吸水速乾の素材でできている衣類は、乾燥の時間を短縮したい方に魅力。
室内で人工的に風を発生させて洗濯物を乾かすときは、サーキュレーターがおすすめです。
除湿器やエアコンの除湿機能を合わせることで、更なる相乗効果を期待できます。

季節によっては、室内で環境は変化するのはご存じですか?
冬場の部屋干しは、除湿より暖房の方が効果的な場合もあります。
乾燥しているタオルを洗濯物と一緒に再度脱水にかけることで、洗濯物の水分が乾燥したタオルに分散しより早く乾きます。
洗濯物は含んだ水分が多いほど乾きにくく、少ないほど乾きやすいのが特徴です。
忙しい人が洗濯の時間を短かくすませたい場合に、よく使われます。
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