
キラキラしたスパンコールの衣装や華やかなラインダンスなどで知られる宝塚歌劇団。
出演者は未婚の女性だけで構成される世界でも珍しい劇団です。
そこで今回は、一度観たら病みつきになってしまう宝塚歌劇の魅力や、初心者さん向けの楽しみ方をご紹介します。

○そもそも宝塚歌劇団って?
1914年に兵庫県宝塚市で誕生した宝塚歌劇団。劇団員は「タカラジェンヌ」と呼ばれ、未婚の女性のみで構成されています。
花組・月組・雪組・星組・宙(そら)組の5つのグループに分かれて公演を行っており、「ダンスが得意な花組」や「芝居巧者が多い月組」など、組によって特色が異なります。
各組にはトップスターとトップ娘役が一人ずつ存在し、毎公演必ず主役を務めます。
〇女性が男役を演じるのが最大の魅力
やはり宝塚歌劇団の最大の魅力は、男性役を女性が演じるというところでしょう。
タカラジェンヌは、男性を演じる「男役」と、女性役を演じる「娘役」に役割が分かれており、どちらを演じるかは入団時に本人の意思や身長によって決まります。
10年でやっと一人前になれるという意味の「男役10年」という言葉があり、男らしい仕草や発声を身につけるには、かなりの訓練が必要。そのため、男役は基本的にプライベートでもスカートをはくことはありません。
一方の娘役は、男役のかっこよさを際立たせるために、可憐さや可愛らしさを追求しています。
そんな男役と娘役の日々の努力によって、現実離れした華やかな舞台が成り立っているのです。
現実だとキザすぎるセリフも男役が言うとかっこよく聞こえるから不思議ですよね。
女性同士だからこそできる繊細なラブシーンやロマンティックなデュエットも必見です。
〇実際に劇場で観るのがおすすめ
宝塚歌劇団は、兵庫県宝塚市にある宝塚大劇場と東京日比谷にある東京宝塚劇場をメインに公演を行っています。
まずは、劇場で生の宝塚歌劇を体感するのがおすすめ。
チケット代は、座席を選ばなければ意外とリーズナブルです。B席なら3,500円で購入できますよ。
実際の舞台は映像に比べると迫力満点でより華やかに感じられるでしょう。
若手による主演公演や全国ツアー公演も定期的に行っているので、要チェックです。
〇動画配信サービスやCS放送で楽しむ
遠方に住んでいてなかなか劇場まで行けない人は、映像でも気軽に宝塚歌劇が楽しめますよ。
動画配信サービスでは、最新の舞台のライブ配信や過去の舞台作品も多数配信しています。1作品ごと購入できるのが嬉しいですね。
また、有料のCS放送には宝塚歌劇の専用チャンネルがあり、過去の公演や最新のニュースが取り上げられています。
宝塚の沼にはなったら、CS放送への加入を考えてみても良いでしょう。

以上、宝塚歌劇団の魅力や楽しみ方をご紹介しました。宝塚は一度観たら病みつきになってしまう人も多数。ぜひこの機会に体験してみてくださいね。
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