【直訳全文】(つづき)俳優ユ・アイン、故ソルリ に対する追悼の文。



それでも彼女は「ソルリ」という作者不詳の仮面を使うしかなかった綺麗で透明な魂の所有者であった。



誰もが手にあまる名前を持つ存在として生きていくように、ソルリもそのように生きていた。



一方、誰も持っていない勇気を取り出し、偉大な人生を送った。



僕は時々彼女を欺瞞した。僕は彼女の後ろに隠れた大衆であった。大衆的であることが楽だった。



彼女が行き来するある境界なんかを、僕自身も綱渡りしたのに、僕は彼女を崖っぷちに一人にした。



その存在を、僕勝手に想像して、誤解して、判断した。



決して、僕は自ら私を疑いながらも、私はそれほど野卑だった。



彼女は、患者扱いをされる理由も、英雄扱いをされる理由もない。



彼女という修飾も、ソルリという名前も、彼女のすべてではない。

ジンリ、そして、その名前の向こうの存在である。自由への抵抗を全身で、自分の人生で実践した人間。



そして、僕が知っているより三億倍はもっと多いはずのジンリの真実。彼女の心。



事実なのか?遺体ではない記事何本かを画面で見ながら、僕は僕の勝手に。僕勝手に書く。画面に、画面に。



2019年10月14日(※ソルリの死去日)

2019/10/16 12:09 配信
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