業務の一環で、神奈川県鎌倉市の高徳院を訪れました。そう、あの有名な
「鎌倉の大仏」があるところです。私は小学校の修学旅行以来で、大仏を見た瞬間、
懐かしくて、子供のように「わあーっ」と声を出してしまいました。

これまで知らなかったのですが、高徳院には朝鮮ゆかりの「観月堂」という建造物が
ありました。こちら
の「観月堂」をクリックすると説明を見ることができます。抜粋すると、

「15世紀中ごろ漢陽(現ソウル)の朝鮮王宮内に建築されたと伝えられる。
1924年当時これを所持していた山一合資会社(後の山一證券)社長、杉野喜精により
東京目黒の私宅から移築・寄贈された」

とあります。近づくと、なるほど屋根の部分や扉のデザインはまさしく朝鮮式。
古びてはいるけれど、素朴かつ上品な外観で印象に残りました。

さて、「鎌倉の大仏」に近づくと、どっしりとした大仏様に見下ろされます。
私は大仏様を見上げながら、ああ、大仏様のように、物事を俯瞰(ふかん)できたら
いいな、とふと思いました。

俯瞰は韓国語で「부감(プガム)」。鳥瞰(조감/チョガム)ともいいます。
意味は、「高いところから見下ろし、眺めること」とあります。韓国語も同じ意味です。

物事の一部分、側面だけでなく、全体を客観的に上から眺めてみる、何事においても、
必要な視点かなと思います。

사소한 것 하나하나에 얽매이지 말고
전체적인 모습을 부감해 보는 것이 중요하다.
(サソハンゴッ ハナハナエ オンメイジ マルゴ 
チョンチェチョギン モスブル プガメボヌンゴシジュンヨハダ
/些細なこと一つだけに縛られず、全体的な様子を俯瞰してみることが重要です)

皆さんも、何かにがんじがらめになっていたり、キーキーしてしまうことがあれば、
大仏様のように一面を見下ろし、俯瞰してみてはどうでしょう。 もしかしたら視野が
開けるかもしれません!



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