先日、電車のなかでも明らかに韓国人と思われる女性と、日本人が二人、
日本語で会話をしていました。韓国人女性の日本語はとてもお上手でしたが、
流暢かというと、流暢ではない、ただおっしゃることは分かる、という感じ。

電車には、学ラン(いまも言う?!)を着た丸刈りの男の子が、有名私立大学の
名前の入った、運動部らしき大きなバックを下げていました。

それを見た韓国人女性が連れの日本人に質問をしています。それはこのような内容でした。
「日本は大学付属の中学校、高校に入れば、そのままその大学に入れるのか」と。

私は韓国人女性の質問が分かりましたが、連れの方は理解しておらず、
「高校だから」を連呼していました。韓国語で説明してあげたくてウズウズしましたが、
さすがにできませんでした(笑)。

それはそうと、「エスカレーター式」という言葉は韓国語にあるのか。
調べたところ、本来の輸送手段であるエスカレーター(에스컬레이터/エスコrレイト)の意味に加え、

입학시험 없이 진학할 수 있는 부속 초·중·고등학교를 갖춘
사립대학의 조직에도 비유됨
(イッパッシホム オプシ チナッカルス インヌン プソッ チョ ジュン コドゥンハッキヨルr カッチュン
サリpテハゲ ジョジゲド ピユデム
/入学試験なしで進学できる付属の小中高等学校を備えた私立大学の組織にも例えられる)

と解説されています。長い(笑)!韓国語ではひとことにならないのか……?
韓国人の先生に尋ねたところ、韓国にも大学付属の高校はあることはあるが、
系列大学への進学をほぼ約束される日本の「エスカレーター式」に相当する学校はほぼなく、
付属高校の生徒も一般的な入試を一律に受けないといけないそうです。

日本には幼稚園や小学校、中学校から大学院までずっと、同門で学ぶ人もいるわけですが、
こういったスタイルはどうも韓国人にはピンとこないようですね。

日韓の教育事情をまたひとつ知ることができました。



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