先週は韓国の会社における「肩書」についてお届けしました。
「님」を付けることをお忘れなく。
さてその上司、同僚が「電話中」「外出中」「会議中」であるとき
何といえばいいでしょうか?
そうです!日本語の「~中」と同じく、「~중」を使えば良いわけですね。
代表的なものを挙げますと、
・통화중(トンファジュン、電話中(漢字は’通話中’))
・회의중(フェイジュン、会議中)
・미팅중(ミーティンジュン、ミーティング中)
・상담중(サンダムジュン、相談中)
*例:内輪で相談・軽いミーティングをしているような時
・상담중(サンダムジュン、商談中)
・접대중(チョプテジュン、接待中)
* いわゆる「来客中」というような時(「来客中」は直訳できません。ご注意を。)
・외근중(ウェグンジュン、外勤中)*外回り、外出しているとき
・영업중(ヨンオプチュン、営業中)*外回り、外出しているとき
・식사중(シクサジュン、食事中)
そしてこれに、
~입니다.(~イムニダ/~です)
~이십니다.(~イシムニダ/~でいらっしゃいます)
を付けるとそれだけでれっきとしたビジネス韓国語になりますよ!
例:박과장님은 통화중이십니다.
(パクカジャンニムン トンファジュン イシムニダ)
(朴課長は電話中でいらっしゃいます)
ポイントは社内の人でも肩書を付けて呼ぶし、敬語を使うということです。
驚くことではないのです。
目上の人を敬う儒教精神の根強い韓国の文化を知っていれば自然と身につくこと。
■今週の一言、単語と会話 <食事へのこだわり、その?>
~美味しいランチを~
数日前のことです。地下鉄の駅構内で知り合いの会社のCさんにお会いしました。
Cさんは韓国の方。日本の会社に勤めて数年になります。
日本人の部長さんと一緒でした。
「もうC君ったら、12時待ち合わせっていうと怒るんだよ。
’飯が食えない!’とか言っちゃってさ」
と部長さん。私はくすくす笑ってしまいました。
そうなんです。韓国では「食事ができない」というのは’おおごと’です!
なぜでしょうか?
例えばお昼休みに入る前、こんな言葉をかけます。
A: 식사 맛있게 드세요.
(シクサ マシッケ トゥセヨ/美味しいお食事を召し上がってください)
B: ○○씨도 맛있게 드세요.
(○○シド マシッケ トゥセヨ/○○さんも美味しく召し上がってください)
食事に関してはこれ以外にも様々な会話表現が用いられ、
会社の雰囲気を和やかにしてくれます。
なぜこんな独特の挨拶言葉が生まれたのでしょうか?
次号に続きます!
-
- <コンテンツ提供:アイケーブリッジ外語学院>
「言葉を知り、文化を知り、人を知る」をモットーに、東京・虎ノ門で韓国語講座を開講。「趣味の韓国語」、「シゴトの韓国語」などのクラスから実践的な通訳や映像翻訳の技術が学べる講座まで、あらゆるレベル、ニーズに応えています。
- <コンテンツ提供:アイケーブリッジ外語学院>
-
- <アイケーブリッジ外語学院>
https://www.ikbridge.co.jp/
TEL 03-5157-2424
※お問合わせは「こちら」
- <アイケーブリッジ外語学院>
※韓国語を配信・提供したい個人様または法人様は「お問い合わせ」ください。