私の担当する韓国語能力試験(TOPIK)「書くこと」対策講座、全2回が終了しました。
この間、熱心に課題に取り組み、ご参加くださった皆さま、お疲れさまでした。

いよいよ試験日まであと1週間と少し。当日はコンディションを整え、落ち着いて
試験に取り組んでください。

さてこの「落ち着いて……」。これがまた、「言うは易く行うは難し」なんですよね。
当校も試験のあとは、受講生の皆さんから、あんなことやこんなことが原因になり、
落ち着いて試験を受けることができなかった、なんてご報告をたまに聞きます。

私もこれまで落ち着いて試験を受けられなかったことがあります。
例えば、隣の人が激しく貧乏ゆすりをしていたとき。
また、大教室のため聞き取りの音声がかなり反響し、聞き取りにくく、焦ったことも。
もう一つ。試験の監督官が、しきりに終了時間を告げるのです。

「5분 남았습니다.」

(オブン ナマッスムニダ/[直訳]5分残りました→あと5分です)

時計は持ち物になっているので時間は分かる、教室にも時計が掛かっている。
時間のことはこちらも一番気にしている。だから、時間の通告はせめて一度くらいに
してほしいのですが、この「あと〇分です」を何回も言うのです。

ちょうど長文読解をしていたときだったのですが、この時ばかりは
「あと〇分です」に、集中することができませんでした。

ここまで書いて、これしきのことで我を忘れてはいけないな、とも思いつつ……、
でも試験の場ではどんな環境に置かれ、自分がどんな精神状態になるか分からないんですよね。

以前、通訳翻訳大学院を受験した当校の受講生の方が、試験会場(大学院)の
下見に行ったとおっしゃっていましたが、確かに、大切なことかもしれません。

さすがに検定試験くらいで下見をする人は少ないかもしれませんが、当日、
何があっても平静でいよう、と事前に言い聞かせておけば少し効果があるかもしれません。
今週末にTOPIKを受験される皆さん、頑張ってください!



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