先日、韓国語関連の仕事をする友人からこんな話を聞きました。
「この前、知り合いの韓国人のお子さんが、

× 손이가 아파요. (ソニガ アパヨ)

って言ってて、あ、韓国人でも子供だと間違えるものなんだ、と思ったの」

正しくは、

◯ 손이 아파요. (ソニ アパヨ/手が痛いです)

ですね。「손(ソン/手)」という単語を「×손이(ソニ)」と捉えているのでしょう。

へぇ~!韓国人は口々に「-이/가の助詞の区別は頭で考えなくても自然に
身についた」と言いますが、やはりこのような誤用を経て身についていくものなんですね。
間違えていた頃の自分がどんなふうに話してたか覚えていないだけで。

それで思い出しましたが、子供は小さいころ耳から単語を覚えていくので、
私の子供達も、「かががいる!」「がががいる!」と言っていました。
それぞれ解読すると、「蚊がいる!」「蛾がいる!」なんです。

大人たちがよく、「あ!蚊が!」などと言うのを聞いて、夏に出現し、
人間の血を吸い、痒くなる虫を「かが」だと思っているのです。蛾もしかり。

この、「単語に助詞が付いた形で覚えてしまう」のも日韓共通で面白いなぁ、と思いました。
このように、誤用もお友達になるほど、日本語と韓国語は似ているわけですね。



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