史上初の米朝首脳会談が行われました。この歴史的な一日を、
業務をこなしながら、たまに速報を見たりしていました。先日の
南北首脳会談しかり、報道関係の仕事をされる先生方や
受講生の方々は大忙しの一日だったようです。

ニュースを聞いているとしきりに登場するこの言葉、
「完全かつ検証可能で不可逆的な核廃棄(CVID)」ですが、
このCVID部分は英語の、
Complete(完全), Verifiable(かつ検証可能で),Irreversible(不可逆的な),
Dismantlement/Denuclearization(廃棄、非核化)から来ています。

・完全-いっさい残さない
・検証可能-「廃棄しました」というような当事者の言葉の報告だけでなく
外部専門家や国際機関が調査し、廃棄した状態が認められること
・不可逆的-戻って来る(再び核を持つ)ことができない、ゆるされない
ということですね。

さて、これを韓国語で見てみましょうか。

완전하고 검증 가능하며 돌이킬 수 없는 비핵화
(ワンジョナゴ コムジュン カヌンハミョ トリキr ス オmヌン ピヘックァ)

です。

個人的には「不可逆的」がどういう韓国語になるのかが気になって
いましたが、「돌이키다(トリキダ)」なんですね。ほほう~。

「돌이키다」の意味は、身体的なこと、心理的なこと共に、
「振り向く、振り返る」という意味で使われたり、
「元の状態に戻る」「挽回する」「心を入れ替える」「思い直す」
などの意味でも使われます。

そう、過去を振り返りがちな人の心の営みの上で欠かせない単語です。
したがって、歌詞、小説やエッセイ、個人の文章など、いろんなところで
目にする重要な中上級語彙です。

私の頭の中には「돌이켜 보면(トリキョボミョン/振り返ってみると)」という
表現が焼き付いていました。「돌이키다」の代表的な用法です。

例:돌이켜 보면 힘든 유학생 시절도 좋은 시간이었던 것 같다.
(トリキョ ボミョン ヒmドゥン ユハkセン シジョrド チョウン シガニオットン ゴッ カッタ
/振り返ってみると、辛かった留学時代も良い時間だったようだ)

いまふと思いましたが、「後戻りするのはトリッキーだ」という
語呂合わせで覚えると良さそうですね!(文の中身は意味不明ですが)

さておきまして、一歩一歩、韓半島の融和に向かっているのだと信じています!



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