当校で、K-POP関連の話題から以下のような表現を耳にしました。
「꽂길만 걷자」(コッキrマン コッチャ/花(の)道だけを歩こう)
日本語の「花道(はなみち)」の意味が被(かぶ)り、
「成功しよう、勝ち組になろう」というような意味かな、と思いきや、
「꽂길만 걷게 해줄게」
(コッキrマン コッケ ヘジュrケ/花(の)道だけを歩かせてあげるよ)
と、韓国のあるバンドの曲にも出てくるそうで、
「幸せにしてあげるよ」というニュアンスのある言葉、
そう、男性が女性へ愛を語る、もしくはプロポーズの言葉にもなるようです。
さらに、例えばK-POPのコンサートで、歌手たちがファンに
「꽂길만 걷게 해줄게」と語ったり、ファンが「꽂길만 걷자」と応じたり、
というような相思相愛ムードになるとのこと。ほほう~。
会場が温かいムードに包まれるのが想像できますね。素敵です。
一方で、韓国人の先生からこの説明を受けながら、
「꽂길만 걷게 해줄게」なんて個人的に男性から言われても、
信じないだろうな~なんて思う自分もいたり(笑)。
いや、数十年前だったら嬉しかったり、信じたりしたのでしょうか。
時よ戻れ……。う~ん、だめだ、想像がつかない!
さて、꽂길が比喩的に「幸せな人生」を指すとすると、その反対語は、
「가시밭길」(カシバッキr/いばらの道)
ですね。人生とは、花(の)道ばかりでない、いばらの道もあるわけです。
みんなそれは体験しているし、分かっている、だからこそ、
好きなアイドル、歌手には夢を見させてもらいたいし、一緒に見ていたい。
コンサート会場に話題を戻すと、
「꽂길만 걷게 해줄게」「꽂길만 걷자」
このやり取りには、そんな想いが凝縮されているんだな、とも思います。
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