先日、長めの休憩時間がある先生が、
나갔다 오겠습니다.
(ナガッタ オゲッmスニダ/いってきます)
こう言いながらお出かけになりました。
다녀오세요.
(タニョオセヨ/いってらっしゃい)
と応答しつつ、「この나갔다(ナガッタ)、最初はただの終止形文章だと
勘違いしていたっけな~」と思い返していました。
終止形、ということは、
나갔다. 오겠습니다.
(ナガッタ。オゲッスmニダ/出て行った。来ます。)
ということになり、文法的にはかなりおかしな文章なんですが、
決まり文句としてそう言うのかな、としか思いませんでした。
しかし、当メルマガでも同様の文法を何度か
取り上げた記憶がありますが、このフレーズは、
나갔다가 오겠습니다.
(ナガッタガ オゲッmスニダ)
とイコールで、重要中級文法「-다가(タガ/~してから)」が使われているのです。
従って、「出掛けてから、また帰って来ますね」という意味になるんです。
これが分かったときのスッキリ感といったら!
さて、「いってきます」の韓国語は、以下のように様々なバージョンがあります。
다녀오겠습니다. (다녀올게.)
나갔다 오겠습니다. (나갔다 올게.)
다녀오겠습니다.(タニョオゲッスmニダ)
다녀올게. (タニョオrケ) ※パンマル表現
は、家にいる人が、学校や会社に「いってきます」というニュアンス。
나갔다 오겠습니다. (ナガッタ オゲッスmニダ)
나갔다 올게. (ナガッタ オrケ) ※パンマル表現
は、冒頭の先生の言葉。
ちょっと出掛けて、帰ってきます、というニュアンスになりますね。
日本語は老若男女、「いってきます」一本、ですよね。
あって「いってくるね」くらいでしょうか。
「いってきます」ひとことでも、韓国語はバラエティに富んでいますね!
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