政治経済面の日韓での衝突が連日ニュースのトップで報道されています。
この問題を直接処理しなければならない人たちのストレスはいかばかりかと
想像しますが、旅行や仕事などで日韓を頻繁に行き来している人からは、
「韓国は街も人も、いつもどおり。日本製品不買運動とかは見なかった」という話を聞きます。
一方、テレビや新聞でのみ情報を得る人からは「こんなときに韓国に行って
大丈夫か」などと言われたりします。なんとも複雑な思いです。
東京のコリアンタウン、新大久保に行くと、韓国料理店や韓流スターの
グッズショップは大盛況。女性誌「anan(アンアン)」の特集が
防弾少年団(BTS)だったり、「文藝」の韓国フェミニズム文学特集が人気で、
創刊以来86年ぶりの3刷りという快挙だそう。
国際関係の仕事をしている友人が、「最近の日韓関係は政治経済面と
文化社会面の乖離(かいり)がものすごい」と言っていましたが、まさにその通りですね。
最近、よく「過去最悪の日韓関係」というフレーズを聞くわけですが、
何をもって最悪か、という問題もありますし、これまでもいろいろありました。
それよりも私が思うのは、「この‘乖離(かいり)’さ加減が、前代未聞」ということです。
こんな状況こそがいままでなかったのではないかと。これこそが成熟社会と
言えるかどうか、もう少し考えたり、状況を注視していきたいと思います。
さて……。
その「anan」が家にあるんですよ。娘たちがBTSのファンになった話は
以前当メルマガに書きましたが、お土産に買っていったら狂喜乱舞。
「私も勉強するつもりだから。まずはメンバーの顔と名前を一致させないとね」
と言いながら手渡しました。
1週間ほどたち、長女から「見てるの?勉強した?」という鋭いセリフが!
ええと、ええと、と慌ててページをめくりました。
「なるほど~。うちのBTSファンの先生がカッコいい人が何人かいるって
言ってたけど、この人と、この人と……」
「えー!違う!」
と、「誰が‘ビジュアル担当’か」で、大論議でした(笑)。
その話を当校でしていたところ、メンバーの中で何が得意か、
何で目立っているかをこのように表現するということが分かりました。
「김남준은 랩 라인이라서 노래를 거의 안 해요.」
(キmナmジュヌン レm ライニラソ ノレルr アネヨ
/キム・ナムジュンはラップ担当なので歌をあまり歌いません)
「김태형이 확실한 비주얼 라인이지요.」
(キmテニョンイ ファクシラン ビジュオr ライニジヨ
/キム・テヒョンは確かなビジュアル担当ですよね)
「김석진이 노래 라인이에요.」
(キmソkチニ ノレライニエヨ
/キム・ソクジンがボーカル担当です)
「박지민이 덴스 라인이지요?」
(パkジミニ デンス ライニジヨ?
/パク・ジミンがダンス担当ですよね)
~担当(~が得意)は、「~ライン」なんですね。私も、勉強、勉強!
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「言葉を知り、文化を知り、人を知る」をモットーに、東京・虎ノ門で韓国語講座を開講。「趣味の韓国語」、「シゴトの韓国語」などのクラスから実践的な通訳や映像翻訳の技術が学べる講座まで、あらゆるレベル、ニーズに応えています。
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