歴史の長い有名なドキュメンタリー番組ですよね。
先日ふと新聞を眺めていたら、北朝鮮に関する内容だったのでテレビをつけました。
番組はすでに後半に差し掛かっており、
謎の隣国…北朝鮮潜入~経済制裁下で独自取材!
の中の、最後のコーナー、
【なぜ北朝鮮に日本人!?60年前に…知られざる生活とは】を見ました。
60年前に、「北朝鮮は楽園」と、多くの在日朝鮮人の人々が北朝鮮に渡りました。
その在日朝鮮人と結婚していた日本人女性も一緒に行くわけですね。
そんな背景で、お姉さんが北朝鮮に渡ったまま会えなくなった、という
熊本県に住む林恵子さん。しかし、数年前にお姉さんと感動の再会を果たし、
今回はお姉さんのお孫さんの結婚式に招待されたのです。
カメラはそのお姉さんや家族とのひとときや結婚式にまで入り、
仲睦まじく話す様子、結婚式の様子が放映されました。
お姉さんのお子さんたち、お孫さんたちが温かく林さんを迎えます。
林さんは自分の息子さんと一緒に行ったのですが、
息子さんがお孫さん(結婚式を挙げる青年)に、
「日本に対する印象は良くないですよね」と聞きました。
するとお孫さんが、
「家族だから、そんなふうには思いませんよ。家族じゃないですか」
と言うのです。
その様子を見て、私が夏に韓国に行ったときに、タクシーの運転手さんに
言われた一言を思い出しました。
어느 나라나 시민은 다 같다고 봐요.
(オヌナラナ シミヌン タ カッタゴ ポァヨ
/どの国も、市民はみんな一緒だと思います)
日韓関係の悪化について話すなか出てきた一言ですが、心に深く残っています。
北朝鮮で林さんを迎える家族の皆さんの笑顔が温かいこと。
「ガイヤの夜明け」の取材班の方々、よくこれをカメラで撮ってくれた、と。
ステレオタイプのものでなく、こんな報道が増えることを願っています。
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